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事実は小説よりも奇なり [Book]

Truth is stranger than fiction.
〜事実は小説よりも奇なり

僕は本が好きで、だいたいいつも何かしら読んでいる。先月から電車で通勤しているので、その時間も読書しているから読書量も増えた。
読み終わった本はほとんどブックオフへ持って行き買取してもらう。ウチの本棚に残すのはわずか。
残すのは置いておけばカッコイイと思うもの。たとえばガルシア・マルケス「百年の孤独」はかなり面白かったし3000円もするし通ぶれる気がするので置いてある。またウィリアム・バロウズ「裸のランチ」は、面白いともなんとも思わなかったけれど、インテリアとして置いてある。
またその辺の本屋に置いていなかったり、絶版になりそうだったりして、今後簡単には買えないようなものは残す。あと詩集はふと手に取ることもあるので残す。
文庫本の小説は、また読みたくなったらすぐ買えるものがほとんどなので、どんなに面白かったとしても基本的にほぼ手放す。なので村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」なんて5回も買ってる。

15年ほど前まではちゃんと本の価値を査定して買い取ってくれる古本屋へ持って行っていた。貴重な本にはそれなりの値がつく。初版なら多少査定も上がるだろう。
しかし、その店が閉店してからは近場のブックオフで済ますようになってしまった。
ブックオフの買取は本の価値など見ちゃいない。奥付けなんて見やしないのだ。バーコードをピッと読み取り、予め定められた査定価格が表示される。
このブックオフのPOSシステムが「小説よりも奇妙な事実」を起こすことになる。

僕は、一昨日までロバート・A・ハインライン「夏への扉」を読んでいた。読了し、昨日からモーパッサン「脂肪の塊」を読んでいる。
今日、すでに読み終えた本26冊をブックオフへ持って行った。「夏への扉」はその中に入れたが、当然いま読んでいる途中の「脂肪の塊」は入れてない。

15分ほどで査定が終わり1375円。まぁそんなもん。現金を受け取り、その中から、待っている間に選んだ100円の文庫本3冊の支払いをして店を出た。

何がいくらで売れたかなんて特に気にもしていなかったが、ふと買取のレシートを見たら一番最後に「脂肪のかたまり」とある。
ん?これは入れてないはず。家を出る前に読書用のメガネと一緒にテーブルの上に置いてあったのを間違いなく見た。
なぜだ?
レシートを詳しく見てみる。
と、「夏への扉」がないことに気づいた。
少し、考えた。
あぁ、そうか。カバーをつけ間違えたのか。

僕はいつも文庫本も単行本もカバーを外して読む。
一昨日「夏への扉」を読み終わったあと次に何を読もうか、在庫から選んで「脂肪の塊」に決めた時にきっと、外したカバーを「夏への扉」につけてしまったのだろう。
「夏への扉」のカバーはそのまま置いてあるに違いない。
本体があるからカバーなんてどうでもいいので、そのまま帰ろうかと思ったが、買い取ってもらった「夏への扉」に「脂肪の塊」のカバーが付いている訳で、それはいつかこの店で「脂肪の塊」だと思って買ったお客さんに申し訳ないと思い、店にもどった。

店員に買取してもらった本の中に中身とカバーが違っているものがあると伝えレシートを見せて言った。
「この"脂肪のかたまり"というのは持ってきてないはずで、持ってきたはずの"夏への扉"というのが載ってないので、中身が違っていると思う」
近くのカートの上に、僕が持ってきた26冊がまとまって置いてあったから、すぐに解決できると思い、待った。
すぐに店員が戻ってきたが「夏への扉」を持っている。
「"脂肪のかたまり"は無くて、"夏への扉"はありました」
そしてカバーを外して中も確認した。ちゃんと「夏への扉」が入っていた。
なんで?
じゃ、どうしてレシートに「脂肪のかたまり」って印字してあるのか?
店員が「夏への扉」のカバーのバーコードを読み込んで確認するが「夏への扉」で間違いない。当たり前だ。
どうしてここにない「脂肪の塊」が出てきたのか?
「夏への扉」を手にして店員が言う。
「たぶん偶然、これを読み間違えて"脂肪のかたまり"って出てしまったんだと思います」
確かにそれ以外に考えられない。
しかし、そんな偶然があるのだろうか。
僕が一昨日まで読んでいた「夏への扉」のバーコードを、僕が昨日から読み始めた「脂肪の塊」とコンピュータが読み間違えるなんて。

レシートを見ると「脂肪のかたまり」は50円。「夏への扉」は人気俳優が主演で上映中の映画の原作なので250円。
ということで「夏への扉」の買取処理をして250円を受け取った。「脂肪の塊」の分の50円は返さないでいいのかと訊ねたが、それはそのままでいいということで、僕は50円得をした。

どうしてこんなことが起こったのか、さっぱり分からない。
ただモーパッサンの「脂肪の塊」昨日から読み始めたが、僕には合わないようで、いまいち面白くない。この本は短編集なのだが、3編ほど読み終えて、もう最後まで読まずに売ってしまおうかと考えたのは事実。だけど、やはりもう少し読んでみようと考え直したのだった。
当然だが、買取査定の前にそんな話はおくびにも出していない。

何か不思議な力がはたらいたのだろうか。
売ってしまおうかと考えた僕の思考をコンピュータが読み取ったのだろうか。

ひとつ分かったことは、いつか「脂肪の塊」を持ち込んだら買取価格50円だということだ。
家に帰って確認したが、当たり前だが「脂肪の塊」の本体とカバーはちゃんとあった。

さて、この話。
事実なのか、僕がでっちあげた掌編なのかは、あなたの想像次第。

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Mr.K [Book]

6月終わってもうすぐ本格的な夏が来るなぁ。暑くて短い夏が来るなぁ。
寒いのは苦手。夏が好き。だけど、夏は短くていいと思う。

今日「とりつくしま」という本を読んだ。


とりつくしま (ちくま文庫)

とりつくしま (ちくま文庫)

  • 作者: 東 直子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2011/05/10
  • メディア: 文庫


未練を残して死んでしまった人が何か魂のない「もの」ひとつにだけとりつくことができるという話の短編集。だいたい家族や想いを寄せた人の近くにあるものにとりつく。ちょっぴり切ない系。まぁまぁおもしろかった。
俺が死んだら何にとりつこうか。考えたけど、まるで分からんかった。

こんばんにゃ、あなたの記憶にそっと残りたいONOchanです。

それにしても、歳を取った男性の一人称はどうしてこうも「わし」なのか。分かりやすいといえば分かりやすいが、俺はそんなジイさんにほとんど会ったことがない。「俺」「私」「僕」だいたいこの辺と思うけど。この本の中でも「わし」が出てきて、おもしろい話だっただけに少々しらけた。作家のみなさん、ちょっと考えて。

命について考える。命の期限について考える。6月はそんなことが多かった気がする。
当たり前に時は過ぎて人はいつか死ぬ。それがいつかは誰にもきっと分からない。
ある日、突然いなくなる。「それじゃ、また」と言って別れた人が気がつけばこの世にいない。

5月にBCのすべてのアルバムのレコーディングしてくれたエンジニアのカラサワさんが突然亡くなった。
4月の初めだったか、ひとりでスタジオに行った時に会ったのが最後だった。当たり前だけど、元気だった。
ちょうどリハが無かった時期だったから、5月の終わりまで知らずにいた。知らせを聞いてその夜スタジオに行き、スタッフのにいちゃんに話を聞いた。知らせてくれてよかったのに、やっぱりスタジオ側からすればウチら客な訳で気を使っちゃったみたい。
主がいなくなって鍵をかけっぱなしになってたコントロールルームに入れてもらった。そのまま、何も片づけとかしてなくて、卓の前の椅子の背もたれには上着が掛けてあり、椅子の上には飲みかけの「いろはすみかん」が転がってた。いつも飲んでたな。
機材は全部処分してもうここはなくなるって聞いて、写真撮らせてもらった。「俺たちここで50曲録ったから……」と言いながらちょっと泣いた。それまでただただびっくりして、まったく実感が無かったのだけど、あの部屋見たら初めてなんか込み上げてきた。

BCにとっては、レコーディングエンジニアというだけではなく、もうプロデューサーと言ってもいい存在だった。カラサワさんの意見でアレンジが加わったり、フレーズや楽器が加わった曲が何曲もある。何曲もというよりほとんど。
俺が好きな音楽をよく知っていて、俺がやろうとしていることとその完成形をほんとに理解してくれていた。たぶんメンバーよりも(笑)。「ストーンズだったらどれ?」「マニックスの新作はいまいちだったなぁ」「70年代っぽい空気感で」そんな話をいつもしてた。
だからもうほんと、2nd「4REAL」の途中くらいからはミックスほとんどお任せだったもんね。俺たちは最終的にチェックするだけ。しかもねぇ、これ、ほんとは言ったらいけないことだと思うけど、まぁ、もう言ってしまおう、料金が発生していない時間外にやってくれてたの。俺、けっこうギターたくさん録るから(ギター7本かぶせてる曲もある)普通にやってたら予定通りに終わらない訳。だからってある程度の録りが終わったら、空いてる時間にミックスしといてくれてた。
さらには、俺たちがOK出して確認で聴いてる時に「もっといいミックス思いついたから、お金いらないからやり直しさせて」なんて言ってもう一度最初からやってくれたり。

BCで50曲。それからPLASTIC ONOchan BANDとして1曲。俺は合計51曲レコーディングした。
BCなんてほんとへったくそだから、カラサワさんじゃなかったらきっとこんなに出来なかったと思う。ちょっとしくじったかなぁっていうテイクでも「これはいいノリだからOKにしよう」とか。逆に、まぁいいかなって思ってても「もう1回録らせて」って言われたり。ちゅーか、そっちがほとんどだったけど(笑)。ドラム、ベース、ギター、録音して歌入れやってみたところで「この曲もう1度全部練り直してきた方がいい」なんて言われて、最初っからすべてやりなおした曲も。

4th「明日なき世界の明日へ」のレコーディングは難聴になってから作った曲がほとんどだったし、俺自身、自分の耳に慣れていなかった時期だったから、歌入れにすごく苦労した。あのアルバム、歌は正直満足のいく出来じゃないけど、カラサワさんのガイドがなかったら途中で中止になってたと思う。ヘッドホンでぜんぜんダメだから「モニタースピーカーでやってみよう」とか。いろいろ提案もしてもらった。

50曲+1曲、すべてに想い出がある。CDを聴いたら、その時のことを全部想い出せる。すべて、誇りに思う。

最後の曲は「花火」。「おのださんの歌詞、ほんとにいいなぁ。今回のもほんといい歌詞だなぁ」「いやぁ、これ、俺の詞じゃないんですよ」「え~?そうなの?でも、これ、おのださんらしい歌詞だなぁって歌詞カード見て思ったんだよね」なんて笑ったり。
リズム少し突っ込み気味だったのだけど、ノブリンが「直します」なんて言ったら、「いや、直さなくていい。これがこのバンドのリズムなんだから。それがこのバンドにしか出来ないグルーヴなんだから」って。そう、それがロックンロールだよなぁ。そうだったよ、機械相手にしてんじゃねぇんだBCは。

レコーディングしてない曲、たまってきたから個人的に少し考えてたんだ。「メッセージ・ソング」どう録ろうか。「STEP LIGHTLY」はやっぱストーンズっぽくしたいな。「God's Child」はアコギを効果的に。「せかまん」はクラッシュだよね~。「ハンセン」はガチ1発録りか。なんて。
何も説明なんてしなくてもカラサワさんなら全部分かってくれたはず。
なんか、未練があるのは俺の方。

2月以降、BCはライヴがなかったけど、活動休止なんてしてませんからね!どうもそんな噂をちらっと聞きましたが。誰だよ、そんなこと言ってんの。休止もしなけりゃ、解散もしません。
出来るわけねぇだろ。BCを好きでいてくれた人がいる。BCのために莫大な時間を無償で費やしてくれた人がいる。こんな何の取り柄もないバンドにね。
徹底的にやりつくしてやろうと思ったんだ。俺は。
俺たちだけのノリで。ガッチャガチャでグッチャグチャでメッタメタでカスッカスの他のどんなバンドにも真似できない、俺たちだけのノリで。クリックなんて叩き壊したらいいんよ。メトロノームなんてへし折ったらいいんよ。俺たちだけのロックンロールで。
まぁ、1度も止まらず、今の3人14年目、それだけが取り柄か(笑)

カラサワさん、10周年のライヴの時、終わってから挨拶したら言ってくれた。「やっぱり生の方がカッコイイね。いやぁ、カッコよかったですよ」って。レコーディング・エンジニアなのに……。

7月はBC、5か月ぶりにライヴやりますよ~。ステージドリンクは「いろはすみかん」で!
その前に9日はソロ。武蔵境スタット。よろしく~。


☆ONOchan solo Acoustic

7月9日(日)
武蔵境 STATTO

「武蔵野CITY NIGHT」
open17:30start18:00
予約¥1.500当日¥1.800 (+1drink¥500)

出演
stone child
ONOchan(BC5AM)
紗羅
リリリ
ザ・ハンキーパンキー

Habitable zone



☆BC5AM

7月17日(月・祝)

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荻窪 club Doctor
「234569」

open18:30start19:00
予約¥2.000当日¥2.300 (+1drink¥500)
Happy hour(open~Live start)+¥1.000→3drinkチケット

出演
BC5AM
チバ大三(サヴァン道)
24th December
the69

*BCは19:00~の出演です。

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名言のはなし [Book]

“10月が来ても終りが来ない夏” 「灼熱の夏と冬の心」

この何日か暑いね。昨日は関東夏日だったって。

こんばんにゃ、甲子園と共に夏は去ったのだから秋の情緒を感じたい、ONOchanです。

あんまり好んで読まないのだけど、本屋に行くと名言格言の類の本がたくさん売られている。

“あてにならない正義の上から陽は落ちて 蒼ざめた民衆はまた偉人の言葉にすがろうとしてる” 「( I don't wanna be a ) God's Child 」

まぁ、ドリアンさん編集の「ゲーテのコトバ」とか「ランボーの言葉」とか、ちょっとくらいはウチの本棚にもあるのだけど。


ゲーテのコトバ (ゲーテビジネス新書)

ゲーテのコトバ (ゲーテビジネス新書)

  • 作者: 明川 哲也
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/05/01
  • メディア: 新書



ランボーの言葉  地獄を見た男からのメッセージ

ランボーの言葉  地獄を見た男からのメッセージ

  • 作者: 野内 良三
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2012/03/23
  • メディア: 単行本



あ、ドリアンさんはこの本は明川哲也名義だったか。ちょうどその頃、ドリアンさんの講座でもエッカーマン「ゲーテとの対話」をテキストにゲーテの言葉を勉強してたりしたし。
他にも岡本太郎のや宮沢賢治のや少しはあるけど。

それでもその類の本はあまり買わない。おまけに「あなたの人生が明るくなる~」的なタイトルがついてるとなおさらキモイ。
だけどこの前、キンドルで「必ず出会える!人生を変える言葉2000」なんちゅーのをダウンロードしてしまった。まぁ、セールでかなり安かったのと2000っていう数と、ちょっとした興味。こんなもんで人生変わるか。

で、なんだかんだ言ってもそういう言葉に出会うのは面白いし、考えさせられる部分も多少あるんで今んとこ1800くらいまで読んでみたのだけど、そりゃ確かに名言だなぁと思うものもあるのだけど、大部分が「あ、そうですか」的な。

長嶋さんの「う~ん、この試合は1点でも多く取った方が勝ちでしょう」ってこれ名言か?天才的ギャグだろ。
長さんの「おいーっす、元気がないな、もう1度、おいーっす!」って、これ名言か!
あとミスチルやキロロの歌詞とか。
大島優子ちゃんの言葉まで載ってたりとかして、言葉はいいから写真載せろ。

まぁ、中には俺の好きなボブ・マーリーの言葉「雨を感じる奴もいれば、ただ濡れるだけの奴もいる」とかも載ってたけど。
退屈しのぎにしかならないなぁ。こんなんで人生変わるやついるのか。

そもそも、名言なんて、自分で言え。と思う訳。あ、これがすでに名言でしょ?

“そもそも名言なんて自分で言え!”

それこそが人生を変える力になると思う訳。
だから俺にとってはBCの曲なんて名言の宝庫なんだけどね。

“何度でも 何度でも 夢をみよう 世界がここにあるから” 「ALLTHINGS MUST PASS」

“大切なことを忘れないで 痛いほどリアルなロックンロール 大切なことを忘れないで 錆びついたナイフ 十代の終わり 甘いハート” 「SWEET19」

“伝えきれなかったココロのすべて いつの日にも君のそばに美しい花が咲きますように” 「Unchained Melody」

“明日も見えないこの旅の途中でお前に会えてよかったと思う 覚えてきたのはサヨナラだけじゃないから” 「旅之途上」

“神様がどんな顔をしても私は行かなくちゃ明日なき世界の明日へ” 「風と共に去りぬ」

“もしも明日 俺が音を失くしても ロックンロールが響き続けるだろう” 「明日」

まぁ、それは、俺が自分で自分のココロに響く言葉を必死に考えて作った歌詞だからねぇ。だから俺以外の人にはまるっきり響いちゃいないのかもしれん。
が、そんなことは関係ない。だって俺の言葉が俺の人生になるのだから。

だけどねぇ、たまにはほんとにしびれる他人の言葉に出会うこともある。前にも書いたことがあるけど、ドリアンさんの講座で教わった、ドリアンさんが新宿ゴールデン街で聞いた言葉。フラメンコ・ギタリストの三澤勝弘さんという人の言葉らしい。

“立って死ぬために、這いつくばって生きるのさ”

これはしびれたね。電撃走ったね。カッコイイ。ほんと。その日の授業本編よりも忘れられない言葉になった。
今まで、まぁ、あんまり聞かれることなんてないんだけど、座右の銘なんて聞かれたら「立つ鳥あとはヨロシク!」か「石橋を叩いて壊せ!」って答えることにしていたのだけど、もう5年くらい前のあの講座の日以来、俺のココロの中にはこの言葉がずっとあるね。

そんな感じでさ、土曜はライヴな訳。
俺は俺にしか響いていないかもしれん超名言にメロディーを付けて空に飛ばそうか。

ぶれるの企画。BCの初期にギター弾いてたシャミのバンドも出る。ぶれるサチマルコ(変換分からん・笑)のソロにも大注目!いろいろ楽しみ!
遊びに来てね~。

☆10月8日(土)
武蔵境 STATTO

ぶれる企画
「やってみればどうにかなる!其の五」

open18:00 start18:30
¥1.500(予約)/¥1.800(当日) +1drink

出演
ぶれる
Pink elephant
BC5AM
Discount Junkey's
ユキフレル

BCは20:00からの出演です。

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つかまえて [Book]

昨夜、ウチのソファにポケモンがいたらしい。
いつの間に、どこから入ってきやがったのか。不法侵入。それにしても、ちゃんくるは番犬にはならないんだなぁ。

さっき、家から歩いて5分もかからない距離のスシローに行ったのだけど、その行き帰りだけでもポケモン探してる奴が少なくとも4組はいた。

僕はポケモンとかまったく興味ないんでどうでもいいのだけど。

とにかくさ、たいして広くもない日本の道の上で、みんなゲームかなんかしてるんだ。あたりには誰もいない。誰もって、マトモな大人はだよ。僕は危ない歩道の縁に立ってるんだ。僕のやる仕事はね、ゲームに夢中になって歩道から車道に落っこちそうな子供がいたら、どこかからさっと飛び出して、その子を捕まえてやらなくちゃいけないんだ。ポケモン畑のつかまえ役。そういうものに僕はなりたいんだよ。馬鹿げてるかもしれないけどさ。

こんばんにゃ、永遠のホールデン・コールフィールドONOchanです。


ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

  • 作者: J.D.サリンジャー
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 1984/05/20
  • メディア: 新書



なんかさ、久しぶりにホールデンに会いたい気分。
10代のうちに読んでおきたかった小説No1ではあるが、初めて読んだ二十歳すぎの頃より、今の方がホールデンの気持ちをよく理解できてしまえるのはなぜか。
それはつまり、大人になればなるほど、ホールデンとココロ通わすことのできないような“大人たち”に囲まれてしまっているわけで、どうしようもなく居心地の悪い違和感。奴らに出来るのは数字と効率の計算だけだろう。何かが違うんだよなぁ。
Hi Ho!Mr J.D.サリンジャー。

この夏、もう何回目かわからんが再読しようかな。両方持ってるけど、やっぱ、村上訳より野崎訳で。この前、本5冊まとめ買いしちゃったばかりだけど。

先日、久しぶりに東京都美術館へ。

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BCのアルバム「明日なき世界の明日へ」のジャケットタイトル文字を書いてくれた書家の石川祥宝さんの作品が毎日書道展に入選して展示されてたんで。

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春の展覧会を観に行った時と同じ漢詩みたいだけど、ちょっと違うのかな。読めませんが……(笑)
がんばってんなぁ同級生。がんばってんのとちょっと違うか。きっと、書とかってその人の自然のままのものが少なからず投影されるだろうから。創作ってきっとそうだから。
なんかちょっと、嬉しかったし、俺もちゃんとモノを作ろうと思ったのでした。それはココロを磨くことでもあると思ったのでした。そして同時に、今というこの瞬間をつかまえなくてはいけないのだと思ったのでした。

ついでに、そこでやってたポンピドゥー・センター傑作展も観てきた。

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絵画がほとんどだったけど彫刻や写真などもあって、1906年から1977年まで1年1作家1作品の展示。
シャガールとかピカソとかあった。
すごく印象的だったのは1945年。そこには絵画も彫刻も飾られてなく、エディット・ピアフの「バラ色の人生」が流れていたのでした。

久しぶりに1日かけて芸術を満喫できたから楽しかった~。
次の休みは県大会観に行こう。刹那の夏。
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またひとり [Book]

どんどんロック・スターがいなくなっていく。
もうそういう年齢になった。仕方がない。

5年前、原発事故後の犬しか歩いていない福島の町を見て「五年間」のカヴァーをしようと思った。
カヴァーと言っても、対訳を自分の言葉に直した、部分的に勝手に変えた日本語でポエトリー・リーディング形式だったのだけど。

初めて知ったのは「ブルー・ジーン」だったけど、俺はやっぱグラム期が好きかなぁ。

R.I.P.

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「FIVE YEARS」

マーケットスクエアを通り抜けると
母親たちがため息をついていた
我々にはもう5年間しか残されていない
もう泣くことしか出来ない
知らせに来た男はそう告げて泣いた
大地はすっかり汚されている
ウソを言っている訳ではなさそうだ
彼の顔は涙でぬれていた
僕は聞いた 着信音 ラジオ
大好きなメロディを
僕は見た 少年やオモチャ
そしてテレビの中に電気の銃口を
あらゆる人を記憶につめ込み
僕の頭は痛みが激しい
予備のスペースは残されちゃいない
僕はそんなにたくさんの人間が必要だと思ったことはなかった
僕と同い年の女の子は気がふれて
小さな子供をぶっていた
黒人が彼女を引き離さなかったら
きっとその子を殺していたに違いない
兵士たちは壊れた銃をかかえ
高級車のタイヤをじっと見つめている
警官は跪いて牧師の足にキスをし
それを見ていたゲイは嘔吐した
僕は想った
アイスクリームパーラーで君を見かけた時のこと
君は冷たいミルクシェイクを飲んでいて
笑って元気に手を振った
君が知るなんて思っちゃいない
君がこの歌に登場することを
雨が降っていて寒かった
まるで架空の演劇のように感じていた
ママのことを考えたら帰りたくなった
ママのことを考えたら・・・・・・
君の顔 君の声 君の民族
美しい君 たとえこんな世界でも
君に歩いてほしいんだ
君に
歩いてほしいんだ

Five Years 目に焼き付いて離れない
Five Years なんて悲しい風景なんだ
Five Years 我々にはもう5年間しか残されていない

5年間しか残されていない

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ふに [Book]

う~ん、どうもよく分からないのだけど。

いつか、この国の軍隊が遠い国の子供たちを殺すようなことにならないことを願う。

こんばんにゃ、昨夜ブログを書こうと思ったのだけど、あんまり頭よくないもんで考えているうちに夜が明けてしまったONOchanです。

日本国民を守るためと言うけれど、日本人が他国の子供を殺す可能性については考えないのだろうか?武力行使というのはそういうことではないのだろうか?

なぜ、今さら海外で武力を使う権利が必要なのでしょうか?69年間、戦争をしない国だったのに。諸外国に馬鹿にされても、コケにされても、金しか出さねぇと言われても、Show the flag と言われても、戦争には係わらないという姿勢を貫くことの方が本当の強さだったのではないのでしょうか?
それなのに、いつの間にか、日本の企業が兵器を作って海外に輸出できる法律に改正(改悪)されちゃってるし。

どうも腑に落ちない。

理想は世界平和。ジョン・レノンのイマジン。
理想は理想として、持っていなければいけないと思うし、言い続けなければいけないと思う。じゃないとやりたい放題にされちゃうから。
けど、そんなキレイゴトでなんとかなる世の中じゃないのだろう。世界には頭のおかしい独裁者が時々誕生する。

ほんとによく分からんままで言ってますが、あの~、日本に軍隊はいらないとか、駐留している米軍はいらないとか言っている人たちは、もしも気の触れた独裁者が扇動するどっかの軍隊が日本に攻め込んできた時はどうするのだろうか?
米軍ありきのこの国の防衛力で、それでも、米軍はいらないと言うのなら、いざという時には国民全員が兵士になるくらいの「覚悟」が必要なのではないだろうか。それとも頭のおかしい奴を相手に、想像してごらん誰もが平和に暮らしているって……、などと言うのか。あっという間にやられちまうよ。
そのうえで俺が思っているのは、日本に米軍はいらない。自分の国を自分たちで守るのは当然と思う。それくらいの覚悟は持った方がいいと思う。アメリカからは独立した方がいい。どこにでも首を突っ込むアメリカの戦争に巻き込まれないために。
俺にとっては、守るべきものは憲法ではないんだよなぁ。大切なものを守らなければいけない時には法律違反も憲法違反もするよ。たとえば、家族が殺されそうな時に、いや~でも9条が~、などと言うようなウスノロにはなりたくないなぁ。

どうも腑に落ちないのですけど。

ほんとに、無知で分からんことばかりなのですが、日本は戦争はしませんよ、けど、もし日本に攻めてきた時は返り討ちにしますよ。っちゅー道すじはないのでしょうか?そんな日本にはなれないのでしょうか?
もっとちゃんと勉強しておけばよかった。未熟な考えでスミマセン。

ところで、自民党に多くの議席を与えてしまったのは誰?やっぱり選挙には行かないといけないのだとつくづく思う。いつの日かあんたの息子が招集されて遠い国の子供たちを殺すことにならないように。

さて、ここまでは前置き。なのです。

どうも腑に落ちないことがあって。

昨夜、閉店間際の書店に本を買いに行った。どうしても今読みたいと思ったから。いつも行く在庫の多い本屋は車か電車でないと行けないのだけど、買いたい本はどこの本屋にでもあるはずだったから近所の本屋でいいと思った。俺の感覚では新刊だし、平積みされてると思っていた。
けど、探しても無いんだよ~。検索機で調べたら在庫ありになってる。で、店員さんに聞いた。店員さんは俺が散々探した本棚を丁寧に探した。けど、そこには無いんだよ~。あれ~?って感じでどっかに調べに行って帰ってきたら、1冊あるんだけど別のお客様がお取り置きにしてしまっている、と。がっくし。じゃあ、しょ~がない。

そんで、その近くの本屋がまだやってるのを思い出して、行ってみた。海外文学のコーナー。在庫だいぶ少ない。まぁ、ここの客層考えたら仕方ない。けど、ガルシア・マルケスの本2冊も置いてる。売れんのか?売れないだろ。そして、俺が欲しい本ない。レジカウンターに行って、しかめっ面でパソコン見てるオッサンの店員に聞いた。「あの~、かもめのジョナサンの完成版っちゅーの出てるはずですが……」ったら、きゅうに、お~お~はいはいはいはいはいはい、などと嬉しそうに多すぎる「はい」を言い終わる前に早足で歩きだした。ちょっと待ってよ~、ガルシア・マルケス並べてんのあんただろ、と思いながら追いかけた。海外文学の本棚。だから、そこ、無いんだよ~。オッサン残念そうに、あれ~ちょっと売り切れてしまったみたいです、と。
がっくし。

腑に落ちない。
1件目はまぁまぁ在庫のある本屋、2件目はまぁ普通の本屋。リチャード・バックが40年の封印を解いた最終章が加えられた「かもめのジョナサン 完成版」平積みされるような本ではないのか?初回イニシャル大した数入ってないのか?当然どこにでもあると思って出かけたのだけど。それとも、バカ売れしてなくなってしまったのか?


かもめのジョナサン完成版

かもめのジョナサン完成版

  • 作者: リチャード バック
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/06/30
  • メディア: 単行本



がっくしでスシローに寄り、スシちょびっとと、すし屋のくせにスシよりもまぁまぁうまいうどんを食べ、家に帰った。
家に帰って、ちゃんくると遊んだり、ネットの記事を読んだりして、でもやっぱり諦められないんで、0時前、車に乗ってツタヤに出かけた。とりあえず、一番近いツタヤ。まぁ、無いんだろうなと思っていた通り無かった。で、その次に近いツタヤ。あればラッキーくらいの気持ちで。まぁ、無かった。
仕方がないから、深夜に車を飛ばして、飛ばしてと言っても俺の場合ウザイくらいに制限速度なんだけど、みなとみらいのツタヤまで。
なんか、いいねぇ、深夜の本屋。静かだし。平日だから人も少ないし。落ち着く。
ここにはもちろん平積みしてあった。もう、ここになかったら、日本人の文化的生活が守られないという理由で集団的自衛権を行使するところだったけど、置いてあってよかった。
ついでにフラフラ本棚を眺めていたら、近いうちに買おうとアマゾン欲しいものリストに入れてあった「禅は、今ここ。」という本もあったから、深夜のワクワク感のせいでそれも買ってしまった。


禅は、今ここ。――Zen Is Right Here 1960年代アメリカに禅を広めた、鈴木俊隆の教えと逸話

禅は、今ここ。――Zen Is Right Here 1960年代アメリカに禅を広めた、鈴木俊隆の教えと逸話

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: サンガ
  • 発売日: 2014/02/26
  • メディア: 単行本



深夜の本屋が楽しくて、うっかり「長淵語・録」なんていう本まで手にとってしまったが、これはなんとか思いとどまった。いや、俺、長淵きらいじゃないよ。CD持ってるし。「勇次」とか名曲あるし。カラオケ行ったら(何年も行ってないけど)「キャプテン・オブ・ザ・シップ」歌っちゃう迷惑な奴だし。気持ちはとても分かる。表現の方向性が……、笑っちゃうけど。熱い男、ちょっと苦手。マッチョも、苦手。

そんな感じで、「かもめのジョナサン」買うために5件も。これが昨日一番の腑に落ちない話。
どこにでもあると思っていたんだけどなぁ。

結局、家に帰ったのが深夜2時くらい。最初はこの夜のうちにどうしても読みたいと思っていたのだけど、やっとこさ手に入れたんで満足して読むのはやめて、考え事してたって訳。寝る直前に寝転がりながら「禅は、今ここ。」ちょこっと読んだけど。

まぁ、今日は今日で、家の掃除をしたり、散歩リーダーのちゃんぷるが1時間半のコースを選んだり、今歌わなきゃと直感した歌があるからその曲を試しに弾き語りしてみたり、ラーメン食いに行ったり、このブログを書いたりとかして、結局まだ読んでいないのだけど。

明日、仕事から帰ったら読もうかな。
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弱者のプライド [Book]

気がつけば夏。
どーもお久しぶりです。ONOchanです。

ノブリンっちゅーのは実はすごい奴だと気がついた今日この頃。何がすごいのかはライヴに来て本人に聞いて下さい。まぁ、俺が言えることはアイツはバンドマンになるよりスポーツマンになった方がよかったのかもしれないっちゅーこと。両国の方で。

とりあえず夏ですが、まだ梅雨があるんだよなぁ。
8日は雨の予報か。

夏になるとやりたい曲がいっぱいある。何しろBCは夏歌たくさんあるんで。
7月にもライヴ決まりそうだから、6、7、8月1本ずつやりますよ~。

この前「マンデラ」観に行った。なかなか見ごたえのあるいい映画だった。
キング牧師なんかのドキュメンタリー観ても思うことだけど、あぁいうの観ると、選挙権をドブに捨ててる大半の日本人意味解らん。
マンデラって大統領に就任した後も、前大統領の“白人”デクラークを副大統領に指名し、公聴会(でいいのかな?)など、黒人と白人の長い間の対立が産む「憎しみの連鎖」を断ち切るために尽力したと思うのだけど、映画では大統領就任までしか描かれていなくて、その点は残念だった。けど、映画的には大統領就任で幕を閉じるのが正解か。
広い意味で「指導者」という立場にあるオッサンたちはこの映画観たらいいと思う。

昨夜、本屋に行ったら「弱くても勝てます」平積みしてあったから、うっかり買ってしまった。東京の超有名な進学校、開成高校野球部の数年間のレポート。

「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー (新潮文庫)

「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー (新潮文庫)

  • 作者: 高橋 秀実
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/02/28
  • メディア: 文庫



今、ドラマでやってるねぇ。俺は高校野球(夏だけ)好きだから、ドラマも観てる。
去年の夏、高校野球特集の雑誌、ナンバー(だったかな?)買ったら、記事が出てて、この監督の考え方がおもしろいなぁと思って印象に残ってた。そのうち本も読んでみようと思っていたら、先にドラマになっちゃった。
ドラマの方は、たった数カ月に何もかも詰め込まなきゃいけないせいか、突っ込みどころ満載で、正直、ドラマ的にはいまいちな感じ。
本の方はドラマの原作というより、ほんとにレポートなんで断片的ではあるが、メチャクチャおもしろい。野球を知ってる人はかなり笑えると思う。昨夜、大爆笑しながら読んだ。頭のいい子っておもしろいねぇ。
弱いまま勝つための監督の戦略は守備は捨てて、ひたすら打つということ。1番バッターから打てる奴を並べて、ドサクサに大量点を入れ早い回でコールド勝ちを狙う。通常の野球のセオリーは一切無視。
だから練習試合で9回まで少しずつ着実に点を重ね10-5で勝った時には「これじゃ、強いチームみたいじゃないか!」と監督が激怒する。うける。

読んでて思ったんだけど、これって、俺が小学生の時やってたハンドベースと一緒だなぁと。ピッチャーは打てる球投げる、バッターは好きなように打つ。作戦も何もない。ただ楽しい。
昔むかし、甲子園に来てひたすら打ちまくる池田高校に爽快感を覚えたのだけど、これって野球のもっとも原始的な魅力なのかも。まぁ、当時の池田高校は開成高校に比べたら、ちゅーか比べられるものでもないけど、かなりまともな「野球」で優勝もしたのだけど。

去年読んだ雑誌の記事にあった監督の言葉がずっと印象に残ってる。「1-0で負けたのなら勝てる可能性はない。けれど10-5で負けたのなら可能性はある。0ではだめなんですよ。20-10で負けたのなら、ますます可能性がある」みたいな。あぁ、なるほどなと思った。

これ、間違いなく弱小高校野球チームのレポートなんだけど、別のことに当てはめてみても面白いかなぁ。

そんな感じで、8日はライヴです。
下手くそだけどいいバンド、BCはちょっと早めの16:45の登場です。
言っとくけど、早い回でコールド勝ちを狙ってます。

☆6月8日(日)

大塚Hearts+ http://hearts-web.net/plus/

渡辺 伸一Presents
『カリブの海賊vol,20』
since20040609 ~カリブの海賊 10th Anniversary~

open16:00 start16:00 ¥2500/¥3000

出演
the69(渡辺 伸一&HIS BAND)
KING OF PIRATES
東京ネイルキャッツ
BC5AM
THE DRAGON★FLY
EL CAT
フラミンゴブーツ
キャプテン☆ジョージ
怪盗銀次郎
TAKEO(Loose Rider)
マルキ・ド・サリー(24thDecember)
正覚 冬樹
ゴロー(ゴロバン)
Hisashi(Aichi.xxx)
マジック/Ko-1
お笑い/インタレスティングタケシ
YMCAダンサー/前田和弘
DJ/THEE MAKOTINI&サコー&mae

FOOD/海賊キッチン
ネイル/カリブネイル隊
タロット/サキ&ユマ
チャリティフリマ/渡辺商店
カリブガールズ/ミキ&ニコ&ひとみ(一美)-カミソリ☆彡レター-

司会/仔羊エルマー

BCは16:45から。
ONOchanとNOBUはKING OF PIRATES(21:15~)のメンバーとしても出演します。

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ハードボイルド [Book]

こんばんにゃ。憧れはダイソンの掃除機。
ONOchanです。

NHKで放送しているドラマ、「THE LONG GOODBYE」おもしろい。
時代設定は50年代の日本。主演の浅野忠信はじめ役者もいいし、映像もいい。この世界観かなり好き。
たった5回で終わってしまうのがもったいない。

そんな訳で、さっそく原作を読んでみたくなり、ドラマと並行して読んでる。


長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))

長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))

  • 作者: レイモンド・チャンドラー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1976/04
  • メディア: 文庫



ハードボイルド小説ってあんまり読まないんだけど、チャンドラーの名前くらいは知ってた。村上春樹の新訳「ロング・グッドバイ」もあるみたいだけど、とりあえず「長いお別れ」の方にした。
1章1章が短くて読みやすい。ドラマは日本とアメリカの違いはあるけれど、原作に忠実に進んでいる感じ。
ドラマを観て、進んだ分だけ原作を読んでいるんだけど、もう次で最終回。今、クライマックス直前でおあずけ状態。ん~、先に読んでしまおうか。読みたい。どうしよ~。

で、ギムレットってどんなお酒?
チャンドラーの本は他のも読んでみたいと思う。

映画でハードボイルドの名作ってどんなのあるんだろう?ミステリーっぽいものってそれほどすすんで観ないからなぁ。
「L.A.コンフィデンシャル」ってハードボイルド?あの映画はかなりよかった。何回か観たな。あと、これはきっとハードボイルドの名作だと思うんだけど「チャイナタウン」。これはDVD持ってる。今度、久しぶりに観ようかな。

そんな感じだけど、たまにそういう映画とか観ると、俺もやっぱ男の子なんでハードボイルドの主人公に憧れてみたりすることはあるよ。現実はほど遠いですが。

けど、僕は、半熟玉子より堅ゆで玉子の方が好きです。

じゃあ、次のライヴはハードボイルド・スタイルでいくか?
あ、ガンちゃんとかそういう雰囲気けっこう似合うなぁ。中身はぜんぜんぜんぜんぜんぜんまったくまったく違いますが……。

ちゅーことで、新曲作りは進んでません。
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Hello,City Lights [Book]

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せっかくの万葉の湯ですが、僕は足湯にしか入れません。体質(笑)ですかね?

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そんな訳で、僕はひとりリラクゼーション・ルームでキンドルで(薄暗いからね)読書してました。


もうだいぶ経ってしまったんだけど、映画「オン・ザ・ロード」観に行った。
友達がチケット当たったとかで一枚くれた。嬉しい。イトちゃんありがとう。

ビートです。ジャック・ケルアックです。路上です。
しかも監督が「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレスときたら期待しない訳がない。
イトちゃんがチケットといっしょに送ってくれたチラシには佐野さん(当然)とかマーシー(当たり前)のコメントも載ってる(あれ?辻は?)。期待膨らみまくり。

で、観た感想ですが、ん~、いまいち、かっ?

やっぱり映画は難しかったか?ゲバラの若き日の旅を描いた「モーターサイクル・ダイアリーズ」のような決定的な大きな山場が「路上」にはないんだった。
2013年に2時間の映画の中でビートの精神を描こうとすると、ドラッグとフリーセックスばかりが強調されちゃうのかな。70年代か、せめて80年代初期に映画化だったらよかったのかも。50年代をまったくリアルに感じられない今ではちょっと遅すぎたか。
けど、サル・パラダイス役の俳優はなかなかよかったと思うし、原作にある儚さっちゅーか切なさっちゅーか、そういう感じは出ていた所あるから決して悪くはなかった。期待しすぎたか。
若い人が観たらどうだったんだろ?予備知識なしで観た方がビート入門として面白かったのかなぁ。
俺が観に行った時には年輩の方もけっこういて、それこそビート・ジェネレーションにもろ影響受けちゃったっていう世代くらいの人たちだったけど、映画、どう思ったかな?

そんで、「路上」再読。


路上 (河出文庫 505A)

路上 (河出文庫 505A)

  • 作者: ジャック・ケルアック
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1983/02
  • メディア: 文庫



俺が持ってるのはもちろんこれ。鈴木英人のカヴァー。タイトルはなんと言っても“路上”。やっぱ邦題は「路上」がいいよ。
やっぱり本で読んだ方が面白かった。

この前、本屋に行ったら新訳の「オン・ザ・ロード」とっくに文庫になってたんだね。知らなかった。パラパラっと見たらページごとに訳注が載ってて読みやすそうだった。これもいつか読んでみたいなぁ。


オン・ザ・ロード (河出文庫)

オン・ザ・ロード (河出文庫)

  • 作者: ジャック・ケルアック
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2010/06/04
  • メディア: 文庫



ハード・カヴァーのこっちも欲しいけど。飾っておきたい(笑)。


オン・ザ・ロード (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-1)

オン・ザ・ロード (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-1)

  • 作者: ジャック・ケルアック
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2007/11/09
  • メディア: ハードカバー



そんな感じで、今は「地下街の人びと」再読中。ついでにギンズバーグとケルアックの詩集も読もうと思って本棚から出してきた。「裸のランチ」は読まないけどね。あれは飾っておくものだから。

ちなみにアルバム「明日なき世界の明日へ」のブックレットに載せてある「明日へ」っていう詩はビートをちょっぴり意識して書きました。朗読が前提だったしね。

そんな感じで、俺にビートを教えてくれた人と言ったら、もちろん佐野元春。
ちゅーことで今日は佐野さんのドキュメンタリー映画「Film No Damage」を観に行った。ドキュメンタリーって言ってもほとんどライヴシーンだったけどね。
30年くらい前のR&R NIGHT ツアーの映像なのかな?俺がまだ佐野さんの音楽を理解する前のライヴ。やっぱり中学生の俺はカッコよさ重視だったからね。モッズとかの方が好きだった。見た目カッコ悪いでしょ、佐野さんって。佐野さんの音楽や詩を理解できたのはもっとだいぶ後だったからなぁ。
「ガラスのジェネレーション」とか見たことある映像もあったけど、「ハート・ビート」はかなりよかった。
しかし、ちょっと曲が少ない。もうちょっと観たい曲あったんだけどな。「ダウンタウン・ボーイ」とか「君を探している」とか。
まぁ、それでもけっこう楽しめた。このライヴ、完全版っちゅーのは出さないのかねぇ。

そんな感じ。

で、Hello,City Lights って訳。

あ、「ムード・インディゴ」っていう映画の予告をやっていたんだけど、これ、ボリス・ヴィアンの「うたかたの日々」だったのね。これは楽しみだなぁ。この原作で失敗はないだろう。長瀬正敏とともさかりえで映画化した「クロエ」もよかったし。
公開までに「うたかたの日々」も再読するかな。
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今日はリハ中止 [Book]

ドリアンさんの最新刊「あん」っていう本。
とにかく、これお勧めなんです。


あん (一般書)

あん (一般書)

  • 作者: ドリアン助川
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2013/02/07
  • メディア: 単行本



内容をあんまり書いちゃうと、ネタバレになってしまうから気をつけよう。

小さなどら焼き店で働く人生を前に進めることが出来ないでいる中年男、千太郎。そこにアルバイトをしたいとやってきた元ハンセン病患者の老女、徳江。そのふたりの出会いから始まる物語。

生きることの意味。人はなぜ生きるのか。

ハンセン病についてはほとんど知らなかった。講座で少し話を聞いたことはあったけど。

ハンセン病の患者さんが受けてきた差別と偏見の歴史。とてもとてもへヴィなテーマなんだけど、この本はけっして暗くて読むのがつらくなるような物語ではない。全編を通して優しく穏やかな空気感。
それに難しい表現や言葉遣いは一切なし。「多くの人に読んでもらいたい」って言ってたドリアンさんの言葉どおり、小学生でも読めると思う。これだけの内容をこんなに読みやすく書きあげたドリアンさんの言葉、文章のセンスはすごい。俺、あんまり本読むの早くないんだけど、それでも2時間少々で一気に読んじゃったもんね。読み始めたら止まらないっちゅー感じで。

生きていれば、誰にでもいろんな障害があるよねぇ。他人から見たらちっぽけなことでも本人にとってはものすごく高く越えられない壁だったりする訳で。
この物語の中ではハンセン病の患者さんたちが閉じ込められてしまった柊の垣根。自分の力ではどうすることも出来ないように見える囲い。その中で生きた人たちがいる。
物語の中の徳江の言葉には勇気を与えられる人がたくさんいるんじゃないかな。
「越えられない壁はない」とか「朝の来ない夜はない」とか、そんなある意味上から目線の言葉じゃないから。

生きることの意味。叫ぶ詩人の会の頃からドリアンさんが取り上げてた命題だと思うけど、この「あん」がひとつの答えなのかな。
特別に劇的な展開とか大きな起伏がある訳じゃないのだけれど、ココロに残る物語と思うよ。
太陽の光ではなく月の光のような小説だと思う。

ネタバレになるからこの程度しか書けませんが、とにかく、読んでみて。

そうそう、中学生の頃に尾崎豊の音楽なんか聴いて、「俺の生きる意味を探し続ける」的な言葉にぐっときちゃったガンちゃんみたいな人も読んでみたらいいと思います。

そんな感じで、今日は今年初のBCリハの予定だったのですが、なんと、ノブリン負傷で急遽キャンセル。
あ、みなさん別に心配しないでください。そのうち元気になるでしょうから。治ったらケツバットしてやるつもりです。
で、ガンちゃんがウチに来てかる~く、ほんとにかる~く打ち合わせ。というか、尾崎のユーチューブ観て、オヤツ食って、なんかよく分からん。

Image915.jpg

ちゃんくるには人気です。

まぁ、次回のライヴに向けて、俺の考えているコンセプトや、イメージ出来てるアレンジをちょこっと説明したりして、ノブリンのやりたいと言っていた曲も聞いていたし、リハやらずともある程度見えてきた。
次のライヴも1時間くらい出来るみたいだから、ひとつのステージでちゃんとコンセプトを打ち出せると思う。BCはそういう方がいいと思うんだよな。メンバーにも言わなかったけど、去年秋のライヴ3本はそこんとこ考えてセットリスト組んだ。
音小屋は「原点回帰」、ドクターはthe69のイベントタイトルどおり「LIVE WITH R&R」、アコースティックでやったノーボーダーは「ラヴソング」。実際、ライヴの後そういうような感想言ってくれた人もいたから、よかったんじゃないかな、セットリストは……。
4月21日も、観に来てくれた人がなんとなくでいいからストーリー性とか、そんなようなことを感じてくれるライヴに出来たらなぁと思うわけです。

じゃ、ノブリン、例のあれ、よろしく。
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