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10 years after [My Life]

10年。

「もう」なのか「まだ」なのか、俺には分からない。
あっという間だった気もするし、10年もあれば色々なことが移り変わっていて遥か遠い日のような気もする。

10年前、自分の音楽活動の中で、もしかしたらもっとも重要と言える曲が生まれた。好き嫌いとはまた別の意味でね。

この10年間で一番多くライヴで歌った歌。
そしてありがたいことに、たくさんの人がカヴァーして歌ってくれた曲。

311からの数ヶ月、忘れられない日々。忘れられない人、言葉、福島の町で出会ったワンコたち。
あの頃感じたこと、考えたこと。
3月に限らず、ふとした時に甦る記憶。

今年はライヴの予定がなかったのだけど、やっぱり今日、この歌を歌いたくなって、いつもと違う感じで歌ってみた。
上手に歌えてる訳じゃないけど、ひとつひとつ大切に歌えたと思う。
そしてBCの動画を撮った時に使った歌詞カードをクローゼットの奥から引っ張り出して動画にしました。
出来あがった動画を観たら、あの頃の“優しい記憶”が溢れ出してしまって、ちょっと胸が熱くなった。

この10年を共に生きた家族、友達、仲間に感謝します。



「海岸線に陽は昇る」

まるで何もなかったように
また春が桜を咲かせたよ
薄紅色の花弁
音もなく降る川のほとりで

優しい記憶溢れだしたら
涙尽きるまで泣けばいい
何もかもを失くした
静か水面に浮かぶ満月

誰もいない一人の夜に
風の行方に道を探す
遥か耳を澄ませば
想いは届く ココロは伝わる

遠い空 同じ月
かすかな光 揺れる星灯り
遠い空 同じ月
繋がる夜に 流れるあのメロディ
たとえ明日が見えない夜でも
海岸線にまた陽は昇る

暗い夜と瓦礫を越えて
明日なき世界の明日へ
愛しき日々の面影
抱きしめたまま歩き続ける

まるで何もなかったように
また春が桜を咲かせるよ
今ここで君と奏でる
新しい日々 希望の詩

遠い空 同じ月
かすかな光 揺れる星灯り
遠い空 同じ月
繋がる夜に 流れるあのメロディ
たとえ明日が見えない夜でも
海岸線にまた陽は昇る

たとえ明日が見えない夜でも
海岸線にまた陽は昇る
 
海岸線に陽は昇る
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ライフ [My Life]

コロナウイルスの感染が拡大している。
こんなふうに2020年の誕生日を迎えるとはまったく予想していなかった。

5日ほど前から、ずっと考えていた。自分がどうするのか。
ライヴハウスは苦境に立たされているし、その他、飲食店も辛い状況だ。友達の店もやっぱりかなり厳しいみたい。

どんなことがあってもロック、ライヴはやるつもりでいた。震災の時だってそうだったし。
だけど今回はちょっと違う。
発症せずともウイルスをばら撒いてしまう可能性がある。
そして厄介なのは治療法がないこと。出来ることって呼吸器をつけるくらい。患者の治癒力のみが回復の方法。肺や呼吸器官が弱い人は死んでしまう。志村けんさん、あっという間に逝ってしまった。 
イタリアやニューヨークのことを考えた。東京の感染者数が激増している。もちろん全国的にも。このままじゃヤバイ。確率や数の問題ではない。自分や家族じゃなくても、他の誰かに広がっているのだから。
もう人を集めてライヴをやっている場合じゃない。今、止めなくちゃ。そう思った。
1日のブログは俺の声明文。

何か方法はあるはず。それを考えている。
世話になっているライヴハウスも友達の店も大変だと思う。なんとか持ちこたえてほしい。落ち着いたら微力でも力になりたい。いや、俺んちもかなりヤバイ経済状況。そりゃあ、相当ヤバイ。貯金なんてねぇもん。それでも少しでも力になりたいと思う。

今年はライヴあまり入れてなかったので、今月はもともと予定がない。
来月のライヴは状況を見ながら考えていきたい。
少しずつ、少しずつ、首を絞められるような毎日だけど、うちは楽しくやってる。
連れの仕事が出来ないせいで、金はないかわりに家族で過ごす時間が増えた。
もう1ヶ月間、絶賛失業中の連れはこの機会に断捨離をするらしく、家中ひっくり返してる。
おかげで失くしてしまったと思っていたものが見つかった。
去年死んでしまったカメラマンの同級生が撮ってくれた写真。

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24年前かなぁ…。
リーゼントすげぇな。モリヤンみたいだな。

2月までの日常はもうないのかもしれない。
だけど、必ず乗り越えて、生きよう。
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2020年の誕生日 [My Life]

2020年4月1日 水曜日 雨

連れと食事に行った時、禁煙席と喫煙席があったら禁煙席を選ぶ。18年前から。
買い物をする時はバッグを持って行く。ない時は両手にかかえ、基本的にレジ袋はもらわない。13年前から。
肉を食べるのはやめた。11年前から。
震災直後の住民のいなくなった福島の町へ行った。放射線に怯えながら、ドッグフードを車に積んで。9年前の4月8日と12日。
すべて自分で決めたこと。
自粛でも要請でもない。

「ロックで世界は変えられない。だけど人の心は変えられる」
そんな言葉が大嫌いだ。
冗談じゃねぇよ。
「ロックは世界を変えられる」
14歳の夏、徹夜してライヴエイドの中継を観た。あの日からそう信じていた。もちろん今でも。

すべての生命はいつか死ぬ。
なるほど、確かにそうかもしれない。
だけど「いつか」を「今」にする必要はない。

自分の友達、知り合いの中にも、過去に肺を患った人や呼吸器官の弱い人がいる。
今さら気付いた。もうこれ以上ばらまいちゃダメだ。
今までの自分の発言や行動に反省しなきゃいけないところがある。
個人的な欲や見栄や意地なんて小さなものは、今はすべて置いといて、自分に出来ることをしたいと思う。

自粛なんて後向きな言葉を使うからいけないんだ。
慎んだり、控えたりするのではない。
俺の周りにある、小さくてもかけがえのない世界を守るために、前に進めるために、やる。
「やめる」のではなく「やる」。
自分で考えて、今するべきことを、やる。

コロナウイルス。
陽光のような、ビールのような、誰かの愛犬のような、素敵な言葉を名前に持つ悪魔。
人々を恐怖に陥れ、大切な人の生命を奪い、人間を支配し…。

俺たちは絶対に許さない。
いつか「コロナ」という言葉を取り戻す。
その言葉はウイルスという意味ではない。
そして必ず以前よりもっと素敵な新しい世界を作りあげる。
その時が来るまで、今は静かに待つことにする。

「ロックンロールは世界を変える」

49回目の誕生日に 
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RWC [My Life]

ワールドカップ楽しすぎた!

ライヴと仕事の休日の関係でチケット争奪戦に出遅れるわけで、首都圏のチケットはまったく取れない。ウチの近所の日産スタジアム(今回の場合は横浜国際総合競技場と言わなければならない)でやってるっちゅーのに。7万円とかの席はさすがに買えません……。
そんな訳で静岡のエコパスタジアムまで。日本戦は売り切れてたから、南アフリカ-イタリア。

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最寄駅の愛野駅前の広場はおもてなしエリアになってて、屋台とかたくさん。ガーベラで作った両チームのユニフォームカラーのオブジェ。

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ラグビーボールで的当て(無料)やってた。たぶん地域のボランティアのおじさんおばさんが。
もう30年ぶりとかであの楕円のボール投げた。僕、いちお経験者ですからね、1球目からネットに入りましたよ。
リリースの瞬間に両手をギュッってするんです。まっすぐ飛びます。で2球目は調子に乗って、スクリューパスやってみた。楕円の縦を軸に回転させて、先端から飛ばす。ちゃんとスクリュー出来てたんだけど、コントロールが微妙にずれた。3球目も……。でも、意外と忘れないもんだねぇ。ちゃんとした軌道になってたよ。

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早めに行ってたから、ゆっくりスタジアムまで歩いて雰囲気を満喫。沿道にも屋台とパフォーマーが出てて楽しかった。

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夕焼け綺麗だった……。

試合前、モニターに客席が映されて、いろんな国の人、いろんな格好、大人も子供も、モニターに自分が映っているのに気がつくと手を振ったりポーズを取ったり、客席全体から歓声が上がってた。特に子供たち、日本の子も他の国の子もかわいくて、一段と歓声も大きくなって。なんかそんなの見てたら、ちょっと感動しちゃって涙出ちゃったよ。

試合前の練習。俺が高校生の頃はラインアウトでリフトなんてなかったな。

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国歌斉唱、いよいよ。

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南ア圧倒的に強かった。まぁ、予想通りか。49−3。イタリアは後半開始早々に危険タックルでプロップが退場になってしまったからかなり厳しいゲームになっちゃったな。
しかし、前回大会でこの南アに勝った日本チーム、今回もアイルランドに勝ったし、本当に強くなったんだな〜と改めて思った。

もうほんと、楽しすぎた。ワールドカップ、最高だ。雰囲気がいい。世界平和なんて簡単なことなんだよ、本当は。
日本-サモアの試合もテレビじゃなくてパブリックビューイング行こうかなぁと思う。

今朝、悲しい報せを聞いた。悪ふざけかと思った。みんなしてSNSの嘘に踊らされてんじゃねーよとも思った。帰りの電車でもう1度フェイスブック見た。嘘じゃないんだな……。
生きてる俺は生を満喫しようと思う。楽しもうと思う。思う存分、精一杯。
人の死に早いとか遅いとか、そんなもんないのかもしれん。どんだけ生きるか。それは長さではない。きっと。
あまり言うとインチキ臭くなるのが嫌だから、もう言わない。

ラグビーワールドカップ、南アのジャージを着てた人も、完敗したイタリアの応援の人も、みんな幸せそうだった。少なくとも俺がすれ違った人たちはみんなそんな感じだった。それで、いい。
この後も楽しみたい。
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9月2日 十年目の感謝を [My Life]

ちょうど10年前、2009年9月2日、難聴になった。

その日は仕事が休みで、連れも休みだったから映画「20世紀少年〜最終章」を一緒に観に行く予定だった。
8月終わり頃から少し耳鳴りがしていたんだけど、バンドマンはダメだね、そういうのある意味慣れちゃってるとこあるから、あまり気にせず放っておいた。
昼ごろに起きて、標高の高い場所に行った時みたいな耳が詰まった感じ、圧迫感がすごくあって、昨日より調子悪くなっちゃったなって思った。
そして映画館へ行こうと外に出たら、走っている車のエンジン音がすべてバリバリと走り屋さんの車のように聴こえた。程度の悪いスピーカーで音量上げると割れちゃってバリバリ鳴る、そんな感じ。
だいぶおかしいなぁ、聴こえないなぁ、と思いつつ「20世紀少年」観た。

翌日もやっぱり変わらず。それでもすぐに病院に行かなかった。5日後の次の休みの日にやっと、近所のわりかし評判のいい耳鼻科に行った。
かなり重症だと言われた。両耳ともダメになっていたのだけど、特に右耳は普通の日常生活では機能してないレベルだと。右耳は以前から少し聴こえが悪かったのは自覚してた。
かなり強い薬を1週間服用して様子を見ることになった。ステロイド、体がほてって熱が出るくらい。
そして1週間後、検査してみたけどまったく改善されず、その翌日の16日に大きな病院へ。
診察したら入院だと。「いつから?」って聞いたら「今すぐ」だと(笑)。

結局15日間、9月30日まで入院したのだけど、聴力はまったく戻らずに退院。
難聴は最初が肝心なんだって。治療が遅くなるほど治る可能性が低くなる。
だからみんな、ほんのちょっとでも調子悪いなぁと思ったらすぐに病院行ったほうがいいよ。
俺は最初に病院行くまで10日ほど、入院するまでに2週間以上経ってしまっていたから手遅れだった。

音楽をやるのは大変だった。なにしろ全部の音が歪んじゃってるから。俺の場合、特に低音がダメだからベースの音は聴こえないか、聴こえる部分は割れちゃって、ひたすらただのノイズだった。
それでも最初の1年間くらいは、それまでの感覚が自分の中に残っていたから、耳栓したりしてなんとかなってた。

だけど、その難聴以前の感覚がだんだんなくなって、難聴以降の感覚の方が勝ってくるようになると、もう訳わからなかった。ギター、チューニングしてコードもちゃんと押さえてるのに不協和音にしか聴こえない。
耳鳴りは、まぁ今でもそうなんだけど常に3種類くらいの音がしてて、それが安定してなくてふと突然変わるから、なんていうかな、聴こえてる音のトーンが急に変わったりする。

ひどいライヴをたくさんやった。ひどい歌をたくさん歌った。
途中でまるで分からなくなって歌えなくなったり、自分では合ってるつもりが最初から最後まで全部外れてたり。
ライヴやるたびにもう辞めよう、次で辞めようっていつも思ってた。

客に手紙をもらったこともある。
下手すぎてお金を取れるレベルじゃない、客を馬鹿にしてる、もう辞めろって書いてあった。
今ではその手紙取っておいたらよかったかなぁ、とも思うのだけど、冗談じゃねぇ、そんなもんさっさと捨てた。

あれから10年経った。
結局、まだ歌ってる。
やっと最近、ほんとに最近、ちょっとは普通に歌えてるかなぁって。まぁ、上手くはないよ。元から上手くない。でも、まぁ、それなりに歌えてるかなぁって。
人間って慣れるんだよね。耳鳴りにも慣れたし、音割れはほとんどしなくなった。
今は音外したらなんとなく分かるようになった。けど、耳コピは難しい。昔はそこそこ出来たはずだけど。

どうして辞めずに続けてきたかって、たぶん、辞める勇気がなかった。
自分でもそりゃあ少しは努力もしたかもしれないけど、ずっと続けてこれたのは、なにより友達の存在が大きい。
まともに歌えなかったのに、企画に呼んでくれたり、ブッキングしてくれたり、ライヴ観にきてくれたり、セッションバンドに入れてもらったり。優しいことも厳しいことも言ってもらった。何度も助けてもらった。辞めるって言い出す機会がないくらいに。
それから、もうなくなっちゃったけど、なんだかんだ言っても当時のバンドメンバー。まともに歌えないヴォーカリストにずっと付き合ってもらった。あの頃は、ほとんど俺のせいでいいライヴに出来なくて申し訳なかったな。

ちょうど10年。9月2日。自分にとって、今となっては大切な記念日なので。
みなさん、どうもありがとう。ほんとにほんとに感謝します。
周りの環境によっては会話もままならないことが多々あるし、迷惑もかけますが、これからもよろしくです。

それとまぁ、あの頃、ライヴやって落ち込んで帰るたびに「ウジウジしてねぇでやれるだけやってみろっつーの!金なんかいくらかけたっていいんだからよ〜!ばかやろ!このやろ!」と叱咤激励、あ、激励はないか、してくれた愛妻(←この部分ギャグだからね!)にも。
まぁ「テメェの歌聴いたって楽しくねぇだろ」とライヴ観に来たりしませんけど……。

聴力は老化現象(そんな歳)も含めて年々下がってる。テレビの音が年々大きくなってる(笑)。
老化って高音が聴こえなくなるから、中低音があまり聴こえない俺は、そのうちほとんど聴こえなくなるのだろう。
けど、まぁ、心配ない。

もしも明日 俺が音をなくしても 
ロックンロールが響き続けるだろう

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夏終 [My Life]

夏終わった〜。

決勝戦、履正社と星稜、いい試合だった。久しぶりに僅差の決勝戦だったような。
こういう決勝戦が見たかった。試合前には、早実と駒苫(ハンカチとマーくん)の時みたいなことにならないかなぁ、なんて思っていたのだけど、期待通りの素晴らしい試合だった。
今年は決勝前に休養日が入ったし、両チームとも控え投手の活躍もあって勝ち上がってきていたから、エースが比較的いいコンディションだった。去年とかもう見ていて辛くなっちゃったもんね。
今年の個人的ベストゲームは、ん〜、ひとつに決めづらい。星稜−智和歌ももちろんよかったのだけど、海星–光星もよかった。海星のセンターからのバックホームかっこよかったな〜。関一–鶴岡東もドキドキしながら見てた。

台風で1日延期になったせいで、決勝戦の予定だった21日が休養日となり、当然仕事は休み入れていたのだけど暇になってしまったので、八幡宮へ行ってきた。
おみくじを引いたら、出ました。凶。

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中吉や小吉より、なんか嬉しい(笑)。
気を引き締めてちゃんとしなさいっちゅーお告げですよ。ありがたいことです。

去年は広島に行ったりしたけど、今年の夏は、特別どこにも行ってない。
なんと靖国神社にも行けてない。いかんなぁ。どこかで行ってこよう。
14日、友達の命日は墓参りしてきた。これだけは忘れない。
暑い日だったな〜。子供の頃のあいつとの想い出と同じように、蝉時雨の中で再会してきた。

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家の近所の小さな川。一緒にトンボを追いかけてた道。

日本骨髄バンク

毎年、年に一度しか言わないけどさ、リンクしてみてね。俺の友達はわずか12歳で白血病で死んだんだよ。

あ〜あ、夏終わっちゃたな〜。もう何を楽しみに生きていけばいいのか分からないよ。いつもの通り、甲子園ロスですよ……。

なんて言ってられないんだよなぁ。もうすぐライヴ。31日は先月に続いてONOchan +KIKchanで、茅ヶ崎のダイニングバー、Red Eye。
そして1日も、急に決まって武蔵境スタットでソロ入れたので、2連チャン。
ユニットの方は予定してたことだけど、ソロの方はリスト考えて練習もしなきゃな。
ライヴやる時は、その一球、じゃない、一瞬がすべて。後も先もない。だけどそこに行くまでの準備はちゃんとする。そして、その準備の時でさえ、その一瞬がすべて。今が未来を創る。これまで怠けてたからこの現在。凶。凶運を強運に変えられるかは今にかかってる。きっと。
毎日、素振りをちゃんとやってた奴が甲子園でホームランを打つのだろう。

31日、Red Eye、とてもリラックスできるいい店だと思うから、みんな気楽な感じで飲みにきてちょうだい。楽しい夜に出来ると思う。


ONOchan +KIKchan acoustic

☆8.31(sat) 茅ヶ崎 Red Eye
https://redeye.amebaownd.com

​open18:30 live start19:30 ¥2.000(+order)

出演
ONOchan +KIKchan (Good Noir)
Peppermint Jet
猫丸センチメンタルチャンネル
脱力系ボクサーsingerたつみ

♪ONOchan​+KIKchan start→21:00
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詩の断片 [My Life]

先日、横浜美術館に最果タヒ詩の展示を観に行った。

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ワンルームだけの展示で入場は無料。
詩の断片がモビールに吊るされていて、観客が動くわずかな風で回転する。

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白地と黒地の裏表になっていて、ひとつのモビールの上から例えば白地の方を続けて読めば繋がっているのだけど、何しろモビールだから、くるくる回る。
ふと、新たな言葉の連なりが生まれてくる。

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200円だったパンフレットによると、詩の断片は666。
もし白地の断片を上から読んでも下にあるモビールが黒地の方がこちらに向いていたりする。そのまま黒地の方を読んで新たな詩の連なりを作るのもあり。
また、白地の方を読むためには自分が移動するのか、モビールが回転するのを待つのか。言葉が途切れる。空白が生まれる。空白は無ではない。そこに本で読むのとは違う、この場所で読むその人だけの解釈、感情、意味が完成する。もしかしたらその空白こそが詩なのかもと思った。

展示あとがきにあった「読むという行為は受動的なものではなく、むしろ、ずっと能動的。あなたが、何かを見つけ出し、言葉を変容させること」という言葉の通り、作者と観客によって作り出す作品とも言える面白い展示だった。

空白、大切だよなぁ。違う言い方だと、行間か。今はやたらと説明したがる、全部言ってしまう、言い過ぎってことが多いと思う。特にドラマなんか観てると。作り手が全部説明しちゃう。また観る側も答えを求めてしまうところがある。頼んでないのに解説したがる奴もいたりする。
表現に正解はなくていいし、芸術は受け取る側の自由な解釈でいいと思うのだけどね。

歌詞を書く時、言い過ぎないようにっていうのはけっこう気にする。昔は100%言いたかった。今は60%にしとこうと思っている。100%にならないための言葉を探してはボツにし、懸命に叩き出そうとする。なんとも矛盾に満ちた行為。

この展示観に行って、言葉の断片を集めておいて無作為に繋いでみたりするのも面白いかもなぁと思った。
今度やってみようかな。うっかり繋がりを考えちゃったりするんだろうなぁ……。
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詩人は「なる」ものじゃないって…… [My Life]

こんなもの作った。歌詞カード。

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「ロッカーになりたい」って思うより先に「詩人になりたい」って思った。中3の時。

ギターは中2の秋頃から始めてた。家にあったばあちゃんのガットギター。すぐに友達からエレキギターを借りパチして、モッズのスコアを買って練習していた。その頃、モッズやU2や尾崎やクラッシュが好きで憧れはもちろんあったのだけど、俺に音楽の才能があるとはとても思えなかったし、確固たる「ロッカーになりたい」っていう気持ちはなく、ギターは最高に楽しいオモチャくらいの感じだった。友達とバンド出来たらいいなぁって。

中3の2学期、10月くらいから塾に通った。好きだった女の子に「一緒の高校に行こう」って言われたから。勉強する理由なんて、まぁ、そんなもん。
ある日の塾での現代文の授業。詩の問題。もうはっきりとは思い出せないんだけど、たしか「棒線の部分が表すことは何か」みたいな問題。俺はすぐに答えが分かった。先生は「この問題は非常に難しい。大学生でもほとんど答えられないと思う」みたいなことを言ってた。結局6人いた生徒のうち正解したのは俺だけだった。先生は驚いて、なんで分かった?みたいなことを言うから「これ以外に思いつかなかった」と答えた。そしたら「君は詩人になれるよ」と言われた。
それから「詩人」っていうのはカッコいいな〜と思い始めて、詩人になりたいと思うようになった。
ランボーっていったらスタローンしか知らなかったけどね……。

ちなみに、やれば出来る子のボクちゃんは、塾に通い始めてからグングン成績が上がり、3学期初めの志望校決定の三者面談では担任に「もう1ランク上の高校に行ける」と言われたのだけど、「いえいえ、ここでいいんです」と、春にはめでたく彼女と一緒の高校に入学したのでした。1年の2学期でふられましたが……。

高校1年のある夜、いつものようにギターを弾いていて、なんとなくEmのハイコード押さえてジャッジャッジャッジャッと4つ弾いてみたら、あれ?これ、ロンドンコーリングじゃん!って。で、なんとなく弾いてたら次はC。あ、弾けてる。あ、こんなんでいいんだ、あの初めて聴いた時に血湧き肉踊るほどカッコイイと興奮したロンドンコーリングがこんな簡単なんだ。これなら俺でも出来るんじゃないか!?と、ロンドンコーリングの奥深さなどまだ分からなかった15歳の俺は、詩人はやめてロッカーになろうと決めたのでした。

そんな訳で、ロッカー以前に詩人になりたかったONOchan少年、詩のようなものを落書き帳に書いてみたりはしていたのだけど、そんなものはとっくの昔に捨てたのだろう。もうない。なくていい。きっと恥ずかしいから。

高校卒業してバンドを本格的にやるようになって、俺はギタリストだったんだけど、やっぱり歌詞にはそうとうこだわった。
ヴォーカリストがやめて、やめときゃいいのに自分で歌うようになったら、なおさら歌詞、言葉の比重は大きくなった。

中2の俺が思った通り、やっぱり音楽の才能はなかったと思う。だけどもう29年間も音楽活動を続けている。これだけ続けてこられたのにはそれなりの理由があると思う。
1番の理由はいい仲間に巡り会えたこと。これは間違いない。ずっと今も付き合いのある奴、俺のとこから離れていった奴、気にかけてくれる人たち、先輩、後輩、それから死んじまった人たち、全部。これが1番の理由。

そして、その他の理由の中に俺の作った「歌詞」っていうのもちょっとはあるのかもなぁと。
歌詞がいいと言ってくれる人が少なからずいる。言葉に力があると言ってくれる人がいる。ライヴの後でたまに、うたを聴いて泣いたと言ってくれる人がいる。琴線に触れると言ってくれる人がいる。
じゃあ、その人たちの言うことを信じようと。だったら「歌詞」というもの「言葉」というものをライヴに来てくれた人たちにもっと確実に届けたいと。

1月のノワールライヴの時は自宅で簡単にレイアウトしてプリントしたものを置いておいたのだけど、ちゃんと印刷業者に発注して作りました。
タイトルは、「ジェリービーンズロメオ〜」と「遥か」の歌詞の中に出てくる「地下室のポエトリー」にしときました。ちょっと気取りすぎか。
今回のが vol.1 。夏頃に vol.2 、冬の前に vol.3 を発行しようと思ってる。各8〜9曲分ずつ。
掲載するのは、BCは活動してないんで、Good NoirとONOchan solo acoustic のレパートリーから。BCでしか出来ないBCの名曲の歌詞は、いつか遠い未来で(笑)BCが復活した時に「 BC版」を作ろうと思う。

やれることはやろうかなぁと。やれたのにやらなかったこともやろうかなぁと。
ウザいくらいにやろうかなぁと。人目を気にせずやろうかなぁと。無理はしないけど。

次の9日のソロライヴから、もちろん無料で配ります。みなさんぜひライヴ会場でゲットしてね。
読み終わったら、言葉はココロの中に、紙は資源ゴミの中に、きちんと分別してください。

それとこの前、近所の公園で撮った写真はチラシになりました〜。
チラシって言っちゃうよね〜。なに?フライヤーですか?
フライヤーって唐揚げ揚げる油の入ったアレだろ〜。バンドを始めた頃、弁当屋でバイトしてたなぁ。

onochan-fly.jpg

☆2.9(sat) 日吉 Nap
http://www.hiyoshinap.com
​open17:30start18:00 ¥1.500(+1drink ¥500~)

出演 
おぐまばく
dotよっぴ
ヤマカワタカヒロ
たなかまさひと
ONOchan (19:00〜)

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こんなはずじゃなかった2018 [My Life]

2018年、いよいよ終わり。
みなさん、1年間ありがとうございました。

2018年、個人的にはこんなはずじゃなかったっちゅー感じ。
今年BCは15周年だったんだよね〜。俺は15周年記念のライヴやりたかったのだけど……。自分では勝手にパイレーツとツーマンで企画出来ないかな、なんて思ってた。周年ライヴだけじゃなく、なんとなく思い描いていたやりたかったこと、全部ご破算。まぁ、しょうがない。
でもね、言っとくけどBCは解散もメンバーチェンジもしません。このまま何もなく終わるんならそれはそれで。だから解散ライヴなんてものは絶対ない。ただ待つだけですね。俺にできることは。

その分、って訳じゃないけど、Good Noirの方は今年1年でだいぶ認知されてきたと思うし、バンドの方向性もわかってきた。マンドリン入りでやるロックンロールだからね、去年は試行錯誤してた。取ってつけたようなんじゃ意味がないと思ってたし。で、いろいろ試してみたり。
トラッドっぽい感じでやれば簡単で分かりやすいんだろうけど、俺は普通のロックンロールをマンドリン入りでやるのが面白いと思うから、あまりトラッドよりにいかないようにと思ってた。
今年は、バンドに合わないなぁ、出来ないなぁって曲もわかってきたし、もうGood Noirの音楽性、方向性はつかめていると思う。あとは音を固めていい曲を作るだけ。
それにこのメンバーの実力は(まぁ俺はこんなもんだけど)まだまだこんなもんじゃないと思うんだよねぇ。だけど、どうも、俺にはグループをまとめて盛り上げて引っ張っていくっちゅー能力がないんだよねぇ。困ったもんです。
とにかくGood Noirは2019年のライヴも決まってるんで、よろしくです!

2009年に耳あんまり聴こえなくなって、入院したりしたけど治らなくて、気がつけばもうすぐ10年経つんだなぁ。
最近、音が分かるようになったんだよね。まぁ相変わらず歌下手ですけど、ちょっと外れたのとかすぐ分かる。前はぜんぜん分からなかった。
ちゅーか、もうすべての音が歪んでたから、最初の頃はギターのコードなんて不協和音だったもん。ちゃんと押さえてるのにさ。

最初の3、4年はライヴやるたびに落ち込んでた。もうやめよう、いつやめよう、そんなことばかり考えてた。それでもやめられなかったんだよねぇ。
お客さんに手紙をもらったこともある。こんなんで金取ろうとなんて客をなめてる、もうやめろって書いてあった。あははは。
そういう手紙、本当は大事に持っといて「この手紙があったからがんばった」みたいな……。
冗談じゃねぇよ、家に帰ってそっこー破り捨てたよ〜。

俺の難聴は低音が特に聴こえないんだけど、歳のせいで高音の聴力が落ちてきたおかげで音楽的なバランスが取れてきたんじゃないのかな。日常生活、困ること増えたけどね。まぁ大丈夫。
余談だけど、昔、佐村河内さんっていたじゃん。全聾の作曲家、現代のベートーベン。っていうのが嘘だった人。俺の聴力は佐村河内さんよりちょっと低いくらい。だから彼の演技の部分も分かるし、本当の部分もよく分かる。あの時、彼を吊るし上げた奴らにはほんとむかついてた。お前らに、フツーに聴こえてる奴らに何が分かるって思ってたよ。ちなみに佐村河内さんのその後を追ったドキュメント「FAKE」って映画を最初に観た時はうっかり涙こぼれた。騙されたのかもしれんけど。

長かったなぁ〜。最近、自信持って、いや自信はないけど、けっこう気持ちよく歌えてる。歌うのが楽しい。聴いてるみなさん辛かったらごめんなさい(笑)。
全部覚え直したんだ。Gのコードがどんな風に響くのか、そっから全部。全聾のロックンローラーになるっていう手もあったんだけどさ。佐村河内さんみたいな勇気がなかった(笑)。
そういう部分の自負はある。だからって訳じゃないけど、2019年はまた新しいことにも挑戦したいなぁと思っている。
そんな訳で、2018年最後の買い物はこれ。

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酔った勢いでMacBook買うことにして、翌日ほんとに買っちゃったから。せっかくだからさ。使いこなせるか、俺。カラサワさんに教わったことを自分でやってみようっちゅーこと。うまく出来るか分からんけどね。

「出来るか、出来ないか」じゃないんだよね。「やるか、やらないか」2019年のテーマはこれだな。
まぁ、俺は見た目以上に怠け者ですけどね。

Good-bye2018
Hello 2019

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花火大会 [My Life]

夏が来て、嬉しい。
んだけど、あまりにも暑い。ニュースでは熱中症で亡くなった人もすごい数になってる。
気をつけよう。

もう今までの夏ではないのかな。もう今までの地球じゃないのかな。
自分に出来ることを、地道にコツコツやるしかないんだよね。自分一人がやったって……、みたいなこと言う奴はカッコ悪いよ。コンビニでジュースとパン買った時に「袋いらない」って言うだけでいいんだよ。無駄なゴミを減らすってこと。簡単なことなんだ。

もう、夏の甲子園も考えた方がいいのだろう。俺は毎年、“夏の”甲子園をめちゃくちゃ楽しみにしているのだけど、日中の強烈に暑い時間帯の試合は避けるべきなんじゃないのかな。
真夏の空の下、灼熱の甲子園っていうのが、俺にとってはある意味、永遠の夢なのだろうけど、選手の健康のこと考えなきゃいけない。
京都大会ではナイターやってたね。中継観てたのだけど、うっかり途中で寝てしまった。後から結果見たら延長までもつれたいい試合。く~見逃した。
南神奈川大会は鎌倉学園が決勝まで勝ち進んでる。出身校じゃないけど、子供の頃住んでた家の近く。毎年、学園祭の時には空き缶で作った大仏が校門の前に飾られてた。覚えてる。高校生の頃の通学路は鎌学生の集団をアゲインストで突き抜けてた。
高校野球は特定のチームを応援したりはしないのだけど、近所の高校となると、ちょっと肩入れしちゃうなぁ。甲子園行ってくれないかなぁ。決勝戦、雨で延期にならないかなぁ。仕事休みの日に延期になったら観に行けるのになぁ。

今日は今暮らしてる町で開催された花火大会。今年初めて。
嬉しいよねぇ。自分の町で花火大会なんて。市じゃなくて区じゃなくて町でだよ~。嬉しいよねぇ。
2ヶ月くらい前だったかな、出資しませんか~?のチラシがマンションの掲示板に貼られてた。しようかなぁと思ったけど、一口5万円~。いや、無理っす。
でもそれからずっと楽しみにしてたんだよね。

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きれいだったな。ちょっと感動したな。
風もちょうどいい感じで煙が流れるから、すべての花火が完璧に見えた。

これから毎年開催されるのかな?だといいな。
来年までに金持ちになっていたら出資します。そしたら特等席だな~。
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