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Blue Sky Blue [ちゃんぷる]

さっきお別れしてきた。

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なんと15年間も一緒に走った。
いろいろあった。楽しかったなぁ。ありがとうな。

俺は車に特別興味がないから、逆にこの年月を共に過ごせたのかも。
部品が劣化して取り替えたことはあったけど、頑丈で故障したことなんてなかった。
振り返れば15年ってかなりの年月。俺の場合、親元で寝食を共にしたのと同じだけの年月だからなぁ。

家族で出かけるときは連れの車で出かけることが多かったから、この車は俺の個人的な想い出が多い。バンド関係のことが多いな。ライヴ前、一人になりたくて、よくこの車の中でうたた寝したりしてた。

でもね、なんと言っても一番ココロに残ってることって、やっぱり10年前、震災、原発事故後の福島へ行ったこと。
広野町で出会った怪我をしていたワンコを乗せて、ひび割れた道を、町だったはずの道を走った。
あの日、俺の中で何かが変わったから、絶対忘れられない。

昨日、最後のドライヴをした。
帰ってきて、ジョーのポストカードや、リラックマやパンダーZなどのアクセサリー、積みっぱなしのCDや、バドミントンセットなど、全部降ろした。
せつない。
大人になってからの切なさは10代で感じてたそれとは比べ物にならないくらい。

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嬉しいことに、こんな古い車でも欲しいと言ってくれる人がいて、もらってくれた。
市場価値はないけど、まだまだ元気に走ってたから廃車にしたくなくて。
さっき、待ち合わせて渡してきた。その人の小学生の子供も一緒に来てた。その子は後部座席に乗り込んだ。
後ろ姿を見送った。あの子にこの車との楽しい思い出がいくつも出来たらいいな。

昨夜、詩を書いた。
いつかちゃんと歌にしたいと思う。

「Blue Sky Blue」

君と一緒ならどこへでも行けると思ってた
君と一緒ならどこまでも行けると思ってた

逃げてゆく月を追いかけて
ベイブリッジでスターダスト
ヘッドライトは夜明けに向けて
君の瞳に映る
Blue Sky Blue

不条理の雨を払いのけ
ステイ・オア・ゴーでフルボリューム
プルトニウムの風を裂いて
君の瞳に映る
Blue Sky Blue

君と一緒ならどこへでも行けると思ってた
君と一緒ならどこまでも行けると思ってた

いつかこんな日が来ることは分かってた
いつかこんな日が来ることは分かってた

最後のドライヴ
何度も通った帰り道
多摩川を越えて
暮なずむ

君の瞳に映る
Blue Sky Blue
僕のココロに残る
Blue Sky Blue

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人生の意味 [ちゃんぷる]

誰かのライヴを観に行くのなんて久しぶり。
そして武道館なんて超久しぶり。ブームの解散の時以来かな。

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佐野元春、40周年。

佐野さんのライヴもかなり久しぶり。
コヨーテバンドも2回くらいは観に行ったことはあるのだけど、何しろホーボー・キング・バンドが大好きだったから、しばらく足が遠のいていた。

思えば10年前の3月13日も佐野さんの30周年を観に行く予定だった。けど、震災でね、中止。

行ってよかった〜。
素晴らしい夜だった。

じゃ、まだこれから大阪公演があるからネタバレ防止のイニシャルトークで。アプリじゃセトリ公開してるけどね(笑)。
もう序盤5曲目のDBからRiMS、そしてHB(ちカまナバ)の流れで決壊しました。
大声で歌ったよ。ココロの中で。

もうすぐ50歳になるけど、いまだに分かっていないからこそ「That's Meaning of Life」って一緒に叫んだよ。ココロの中で。

3時間弱、けっこう長い方だと思うけど、もっともっと聴いていたい、観ていたい、そういうステージだったな。
ほんとに観に行けてよかった。ソーシャルディスタンスのせいで客席もゆったりだったし。

俺は日本のバンドでいうとTHE MODSに絶大な影響を受けている訳だけど、ONOchanらしさ、個性っていうのを作っている一番の要素は、モッズよりも佐野さんの音楽と詩だと思う。
いやぁ、今朝起きてからなんかひらめいて、朝っぱらからギター弾いて曲作っていたんだけさ、間違いない。

チケットは記念Tシャツ付き。

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写真撮ろうとしたら早速ちゃんぷるに踏まれてますが。
デザインなかなか好きなのだけど、サイズがLなんだよね〜。まぁ全員に配るとなるとそんな感じになっちゃうのか。
俺にはでかすぎる〜。
洗濯機でバンバン乾燥してどれだけ縮むか。縮まなかったらパジャマにするしかなくなるよ…。
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10 years after [My Life]

10年。

「もう」なのか「まだ」なのか、俺には分からない。
あっという間だった気もするし、10年もあれば色々なことが移り変わっていて遥か遠い日のような気もする。

10年前、自分の音楽活動の中で、もしかしたらもっとも重要と言える曲が生まれた。好き嫌いとはまた別の意味でね。

この10年間で一番多くライヴで歌った歌。
そしてありがたいことに、たくさんの人がカヴァーして歌ってくれた曲。

311からの数ヶ月、忘れられない日々。忘れられない人、言葉、福島の町で出会ったワンコたち。
あの頃感じたこと、考えたこと。
3月に限らず、ふとした時に甦る記憶。

今年はライヴの予定がなかったのだけど、やっぱり今日、この歌を歌いたくなって、いつもと違う感じで歌ってみた。
上手に歌えてる訳じゃないけど、ひとつひとつ大切に歌えたと思う。
そしてBCの動画を撮った時に使った歌詞カードをクローゼットの奥から引っ張り出して動画にしました。
出来あがった動画を観たら、あの頃の“優しい記憶”が溢れ出してしまって、ちょっと胸が熱くなった。

この10年を共に生きた家族、友達、仲間に感謝します。



「海岸線に陽は昇る」

まるで何もなかったように
また春が桜を咲かせたよ
薄紅色の花弁
音もなく降る川のほとりで

優しい記憶溢れだしたら
涙尽きるまで泣けばいい
何もかもを失くした
静か水面に浮かぶ満月

誰もいない一人の夜に
風の行方に道を探す
遥か耳を澄ませば
想いは届く ココロは伝わる

遠い空 同じ月
かすかな光 揺れる星灯り
遠い空 同じ月
繋がる夜に 流れるあのメロディ
たとえ明日が見えない夜でも
海岸線にまた陽は昇る

暗い夜と瓦礫を越えて
明日なき世界の明日へ
愛しき日々の面影
抱きしめたまま歩き続ける

まるで何もなかったように
また春が桜を咲かせるよ
今ここで君と奏でる
新しい日々 希望の詩

遠い空 同じ月
かすかな光 揺れる星灯り
遠い空 同じ月
繋がる夜に 流れるあのメロディ
たとえ明日が見えない夜でも
海岸線にまた陽は昇る

たとえ明日が見えない夜でも
海岸線にまた陽は昇る
 
海岸線に陽は昇る
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