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10 years after [My Life]

10年。

「もう」なのか「まだ」なのか、俺には分からない。
あっという間だった気もするし、10年もあれば色々なことが移り変わっていて遥か遠い日のような気もする。

10年前、自分の音楽活動の中で、もしかしたらもっとも重要と言える曲が生まれた。好き嫌いとはまた別の意味でね。

この10年間で一番多くライヴで歌った歌。
そしてありがたいことに、たくさんの人がカヴァーして歌ってくれた曲。

311からの数ヶ月、忘れられない日々。忘れられない人、言葉、福島の町で出会ったワンコたち。
あの頃感じたこと、考えたこと。
3月に限らず、ふとした時に甦る記憶。

今年はライヴの予定がなかったのだけど、やっぱり今日、この歌を歌いたくなって、いつもと違う感じで歌ってみた。
上手に歌えてる訳じゃないけど、ひとつひとつ大切に歌えたと思う。
そしてBCの動画を撮った時に使った歌詞カードをクローゼットの奥から引っ張り出して動画にしました。
出来あがった動画を観たら、あの頃の“優しい記憶”が溢れ出してしまって、ちょっと胸が熱くなった。

この10年を共に生きた家族、友達、仲間に感謝します。



「海岸線に陽は昇る」

まるで何もなかったように
また春が桜を咲かせたよ
薄紅色の花弁
音もなく降る川のほとりで

優しい記憶溢れだしたら
涙尽きるまで泣けばいい
何もかもを失くした
静か水面に浮かぶ満月

誰もいない一人の夜に
風の行方に道を探す
遥か耳を澄ませば
想いは届く ココロは伝わる

遠い空 同じ月
かすかな光 揺れる星灯り
遠い空 同じ月
繋がる夜に 流れるあのメロディ
たとえ明日が見えない夜でも
海岸線にまた陽は昇る

暗い夜と瓦礫を越えて
明日なき世界の明日へ
愛しき日々の面影
抱きしめたまま歩き続ける

まるで何もなかったように
また春が桜を咲かせるよ
今ここで君と奏でる
新しい日々 希望の詩

遠い空 同じ月
かすかな光 揺れる星灯り
遠い空 同じ月
繋がる夜に 流れるあのメロディ
たとえ明日が見えない夜でも
海岸線にまた陽は昇る

たとえ明日が見えない夜でも
海岸線にまた陽は昇る
 
海岸線に陽は昇る
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