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うわばみ [ちゃんぷる]

今年はけっこう家で酒飲んでる。今までほとんど飲まなかったのに。うわばみです。
最近はまっこりと日本酒。けど今はウイスキー、ロックで。うわばみです。

こんばんにゃ、とは言ってもいつもちっさい湯呑で2杯くらい、ONOchanです。

期間中に絶対行きたいと思っていたポーラ美術館のセザンヌ展行ってきた。
箱根、車で1時間半くらい。そんなに遠くない。

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箱根の山の中に近代的で素敵な建物だったなぁ。
大涌谷の噴火警戒レベルが上がったことでセザンヌの借用作品12点が7月に返還されてしまっていて、当初の約半分の11点だったけど、ポーラ美術館に収蔵しているその他の画家の作品、モネやゴッホ、ルノワール、それにピカソやシャガールも観れて、十分楽しめた。

セザンヌの静物画、多視点で描かれているっていうのを前にテレビ番組で検証しているのを見て面白いなと思っていた。テーブルの手前側は正面からなのに奥側は上からの視点で描かれている。けど奥にあるボトルは正面からの視点だったり、それより手前の果物は上からの視点だったり。よく見ればテーブルの天板が奥にいくほど急激にせり上がるような構図になっていて違和感かもしれないけど、不思議とまとまっていてちゃんと成立している。これは写真では絶対に出来ないこと。
ドリアンさんの講座に通っていた時、「観自在」という言葉を教わったのだけど、まさに「自在に観る」という、こういう視点をいつも持ちたいなぁと思う。
一方からの視点だけじゃきっと限界がある。創作も思索も政治も。より素晴らしものを生み出せる可能性っちゅーものをセザンヌの静物画が教えてくれているんじゃないかな。

ポーラ美術館の入場券を買う時に、近くにある星の王子さまミュージアムの券もセットで買うと割引になるっていうことで、時間もあるし、これも前から気になっていたし行くことにした。

行ってみたらこちらはちょっとレトロな素敵な建物。

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そんなに大きな建物ではなかったけれど、サンテグジュペリ、「星の王子さま」に関する圧倒的な量の展示物。手書きの原稿なんかもあったりして、ここはほんと面白かった。
サンテグジュペリの人生とリンクする「星の王子さま」のメッセージ。それがほんとによく分かる展示の仕方ですごくよかった。
わりと最近(たぶん1年以内)に再読したばかりだけど、また読みたくなっちゃったなぁ。
ここで知ったのだけど、11月に公開される「リトルプリンス」っていう、星の王子さまのその後の物語を描いたアニメーション映画の予告、メイキング映像も上映してて、この映画も観てみたい。

で、せっかく箱根に来たから温泉に入ろうっちゅーことでちょっと贅沢。
あ、諸々事情ありますんで貸切個室露天風呂ですよ。

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食事も美味かったし、まったりうたた寝も出来て気持ちよかったな。
そんなに遠くないし、また行きたいな箱根。

ちゃんくるには星の王子さまミュージアムで買ってきたおみやげ。

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キツネとウワバミのぬいぐるみ。物語の冒頭に出てくるウワバミ、ちゃんと中にゾウが入ってる。

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これ、なかなかおもしろい。

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ん?ちゃんぷるはもうキツネを飼いならしたのか?なんか似てるし。
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