SSブログ

つかまえて [Book]

昨夜、ウチのソファにポケモンがいたらしい。
いつの間に、どこから入ってきやがったのか。不法侵入。それにしても、ちゃんくるは番犬にはならないんだなぁ。

さっき、家から歩いて5分もかからない距離のスシローに行ったのだけど、その行き帰りだけでもポケモン探してる奴が少なくとも4組はいた。

僕はポケモンとかまったく興味ないんでどうでもいいのだけど。

とにかくさ、たいして広くもない日本の道の上で、みんなゲームかなんかしてるんだ。あたりには誰もいない。誰もって、マトモな大人はだよ。僕は危ない歩道の縁に立ってるんだ。僕のやる仕事はね、ゲームに夢中になって歩道から車道に落っこちそうな子供がいたら、どこかからさっと飛び出して、その子を捕まえてやらなくちゃいけないんだ。ポケモン畑のつかまえ役。そういうものに僕はなりたいんだよ。馬鹿げてるかもしれないけどさ。

こんばんにゃ、永遠のホールデン・コールフィールドONOchanです。


ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

  • 作者: J.D.サリンジャー
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 1984/05/20
  • メディア: 新書



なんかさ、久しぶりにホールデンに会いたい気分。
10代のうちに読んでおきたかった小説No1ではあるが、初めて読んだ二十歳すぎの頃より、今の方がホールデンの気持ちをよく理解できてしまえるのはなぜか。
それはつまり、大人になればなるほど、ホールデンとココロ通わすことのできないような“大人たち”に囲まれてしまっているわけで、どうしようもなく居心地の悪い違和感。奴らに出来るのは数字と効率の計算だけだろう。何かが違うんだよなぁ。
Hi Ho!Mr J.D.サリンジャー。

この夏、もう何回目かわからんが再読しようかな。両方持ってるけど、やっぱ、村上訳より野崎訳で。この前、本5冊まとめ買いしちゃったばかりだけど。

先日、久しぶりに東京都美術館へ。

0726.JPG

BCのアルバム「明日なき世界の明日へ」のジャケットタイトル文字を書いてくれた書家の石川祥宝さんの作品が毎日書道展に入選して展示されてたんで。

0724.JPG

春の展覧会を観に行った時と同じ漢詩みたいだけど、ちょっと違うのかな。読めませんが……(笑)
がんばってんなぁ同級生。がんばってんのとちょっと違うか。きっと、書とかってその人の自然のままのものが少なからず投影されるだろうから。創作ってきっとそうだから。
なんかちょっと、嬉しかったし、俺もちゃんとモノを作ろうと思ったのでした。それはココロを磨くことでもあると思ったのでした。そして同時に、今というこの瞬間をつかまえなくてはいけないのだと思ったのでした。

ついでに、そこでやってたポンピドゥー・センター傑作展も観てきた。

0725.JPG

絵画がほとんどだったけど彫刻や写真などもあって、1906年から1977年まで1年1作家1作品の展示。
シャガールとかピカソとかあった。
すごく印象的だったのは1945年。そこには絵画も彫刻も飾られてなく、エディット・ピアフの「バラ色の人生」が流れていたのでした。

久しぶりに1日かけて芸術を満喫できたから楽しかった~。
次の休みは県大会観に行こう。刹那の夏。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感