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2日間 [My Life]

関西行くとさ、エスカレーター歩かない人は右側に乗るんだよね~。うっかり癖でさ、左側に乗っちゃうじゃん。そうすっと邪魔じゃん。んだけど、エスカレーター、わざわざ歩かなくてもいいじゃん。
あ、「~じゃん」って関西人は言わないんだよねぇ。
別にどこに行こうが自分の言葉でしゃべったらええねん。

こんばんにゃ、大阪帰りONOchanでんがな。

21日、THE WINDS OF GOD大阪公演。
東京、都合つかなくて行けなかったからさ、あきらめようかと思ったのだけど、運よく大阪公演の日が休みになってたから、行ってきた。今井さん応援したいし。

新幹線って旅行会社の一泊二日パックとかの方がお得なんだねぇ。ホテル付いて普通の往復料金と同じくらい。
まぁ、そんでも金あまり無い訳できついんだけど、金じゃねぇからなぁ。払った金よりもっと大切な財産を手に入れられる。今回のウインズは間違いないと思ってた。

そんな感じで、安いパックだったから行きも帰りもこだまです。新大阪まで片道3時間45分。そんでも俺はぜんぜん退屈しない。
選んだ本は前に買ったけどまだ読んでなかったサマセット・モームの「月と六ペンス」。ゴーギャンをモデルにしたこの物語を選んだ俺のセンス、素晴らしい。この2日間で観たものから受け取った感情に完全にリンクする素晴らしい小説。


月と六ペンス (新潮文庫)

月と六ペンス (新潮文庫)

  • 作者: サマセット モーム
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/03/28
  • メディア: 文庫



ウインズの公演は新大阪のメルパルク・ホールってとこ。
開演前に今井さんからのメッセージが流れた。来ることは出来なかったみたいだ。悔しそうな話し方だった。
3年ぶりのウインズ。去年行かなかったから(今井さん今回でファイナルってことだったから観なかったことが非常に悔やまれるのだが……)スピードワゴン井戸田のキンタは初めて観る。そして当たり前だけど、今井さんじゃないアニキも初めて。
代役はずっと松嶋少尉をやっていた重松隆志さん。

やっぱ3年前より聴力落ちてんなぁ。役者さんのせいではなく所々聴きとれないセリフが。でも大丈夫。ウインズはもう何度も何度も、DVDでも何度も観てるし、だいたいの台詞は覚えちゃってる。

そんな俺でも、今回のウインズ、すげ~よかった。いやぁ、まぁ、いつもいいんだけど。すべての役者さん、すべての演技にほんと魂こもってた。降板した今井さんの魂継承してる。今までで一番泣いたんじゃねぇか(笑)。
山本少尉役の岡安さん、何回も観たけど、なんかもう過去最高の山本少尉だったような。
それから、井戸田。ぶっちゃけあんまり好きなキャラじゃなくて、心配だったのだけど、とてもよかった。こんなにいい演技が出来ると思ってなかった。謝る、ごめん。一気に俺の好きなキンタ3位に浮上。前半のバカっぽいキンタと後半の強い意思を持ったキンタ。お母さんを守るために行く、泣けた。
それに声がよく通る。俺の耳でもすごくよく聴こえた。ほんとに素晴らしかった。

そして、重松さん。今井さんのいないウインズで主役ってものすごい重圧だと思う。もちろん今井さんとは違うアニキになる訳だけど、ほんとに魂の演技だと思った。ちゅーか観てる時はそんなこと考えられないけど。熱演だった。最後はもう声かすれちゃってて。もしかしたら、最後まできちんと発声出来ないのはプロ失格とか言う奴がいるのかもしれないけど、そうじゃないんだよなぁ。あの人、この芝居の一言一言、その瞬間に命賭けてる。間違いない。それも今思えばってことだけど。あの熱演は終わりを見据えてなんて出来る演技じゃないんだ、きっと。だから俺は新しいアニキに引き込まれたし、ココロ動かされた。特攻隊員の物語なんだ。命賭けないで出来るような芝居じゃないんだ。役者さんの本気ってすげぇ。

重松さんのアニキ、また観たいと思う。そしてもちろん、今井さんのアニキをまた観れることを切に願う。

今回のウインズ、間違いなく払った金以上の大切なものをいただいた。あ~行ってよかった~。

これはホテルの部屋から見えた吹田の街。

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そしてそして、一泊した後、ゆっくり大阪観光などする暇もなく再びこだまで3時間45分かけて帰ってきてから夕方はZEPPへ。ダイバーの方。
去年ディランを観た、この前モッズを観たZEPPで友達の24th Decemberがやるって、サリーが歌うっていうなら行かない訳がない。ってことじゃなく、俺は、俺の観たいバンドがZEPPでやるから観に行った。このバンドについては義理じゃねぇ。

カッコよかったなぁ。どこでやろうが、会場が大きかろうが小さかろうが、やっぱ関係ないんだね~24th Decemberは24th Decemberで変わらなかった。サリーは「ZEPPちっちぇ~」って(笑)。
ロックじゃ飯食えないけど俺たちはロックで生きてるんだ。って、カッコイイこと言うじゃんか。
なんかあっという間に終わってしまった。もっともっと観たかったな。次はワンマンでやってくれ。あ、ZEPPじゃちっちゃすぎるか。
それに、もうさんざん待たされたCDもやっと出来あがったみたい。レコーディングしてるって話聞いてから、俺ほんと楽しみにしてたんですけどね。これが、時間かけすぎただけあって素晴らしい出来。しばらくヘビロテ間違いなし。まぁ、かかったのは時間だけじゃないのは分かってる。つもり。金?金もかかってるかもしれないけど、そんだけじゃねぇよなぁ。

そんで、その足でリハ。マジ忙しいな俺。疲れてたからテンション高め。
ほんとは疲れてたってことだけじゃなくてね。すげーもん、ふたつも観てきたばっかりだからさ。
徹底的に刺激になったよ。
何もかも真剣になる必要ないと思うけど、何ひとつ真剣になれない奴にはなりたくないじゃん。そんなダサい奴にはなりたくない。そんなダサい生き方はしたくない。
まぁ、俺の場合、仕事(生業の方)はいいや。ちゅーか仕事で俺が真剣になったらクビになる。ケンカになって。意味分かる?(笑)。だからそっちではくたびれとけばいい。
んだけど、ギターぶら下げたら、重松さんよりサリーより輝きたい。この瞬間にここで発火して死んでもいいくらい輝きたい。それがこの2日間でステージから生き様を見せてくれたあの人たちへの礼儀ってもん。
今日だけマネして言うよ。
輝こう。

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