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名作 [ちゃんぷる]

先日、映画を観に行った。岩井俊二監督の「チィファの手紙」。
まぁ、映画はしょっちゅう観に行ってる訳であるが、今回は特別なことが……。

チネチッタに行ったのだけど、人生で2度目の(俺以外)無観客上映。
やった〜。
2人や3人っちゅーのはたまにあったりするのだけど、ひとりってのはなかなかない。
映画はだいたい1人で観に行くから、そういうことがもっとあってもいいような気がするけど、ほとんどない。

1度目はもう20年以上前になる。今はなきマイカル本牧で観た「ベルベットゴールドマイン」。
あの日から、こんな日が来るのをずっと待っていた。
いや、そのために1人で観に行ってる訳じゃないんだけどね。

俺のためだけの上映。俺のためだけの時間。俺のためだけの空間。
いいね〜。
いつかは映画館貸し切れる男になりたい。

お客さんいなかったけど、「チィファの手紙」は間違いなく名作でした。
冬に公開してた岩井俊二監督の「ラストレター」の中国版。多少の設定の違いはあるものの、内容、セリフほぼ一緒。一番大きな違いは「ラストレター」は夏休みだったのが「チィファ〜」では冬休みだったことかな。
日本の夏と中国の冬。どっちも正解だったな〜。
それと高校生の設定が中学生だったこと。まぁ細かな違いは他にもあるのだけど、ほぼ一緒。
同じストーリーを同じ監督がふたつの国で撮ったっていう。

岩井俊二監督の映画はけっこう初期の短編「フライドドラゴンフィッシュ」とか「ピクニック」を観に行って好きになって「ラブレター」はレンタルビデオで観て、そして「スワロウテイル」。
「スワロウテイル」は俺の好きな映画ランクかなり上位に入る超名作。

そんな俺の好きな岩井俊二監督の世界観が「ラストレター」ももちろん良かったのだけど「チィファの手紙」の方がより活かされてるような、そんな気がした。

1人で観れたのはよかったのだけど、こんないい作品が、それも日本のかなり名の知れた監督の作品なのに、誰もいないなんて。
大衆はコンフィデンスマンばかり観に行ってんのか?いや、俺もコンフィデンスマン見たいと思いつつ、まだ混んでるからもう少し後で、などと思ってるうちに他に見たい映画が増えてきて行く機会がないだけなのですけどね。前作は観に行ったし、テレビシリーズもブルーレイに録画して保存してあるし。意外とミーハーです。

名作といえば……。

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この児童書。知ってる?懐かしい。

テレビのドラマの中で「はなのすきなうし」の話が出てきて「お!この話知ってる!子供のころ絵本持ってた!」と思ってアマゾンで検索したらまだ販売してた。で、ついでに「ちいさいおうち」も買っちゃった。
他にも「きかんしゃやえもん」とか「ひとまねこざる」とか、あと何があったのだろう。何冊か持ってた。
「はなのすきなうし」も「ちいさいおうち」も今こそ大人こそが読んだ方がいいと思えるような深い内容。もちろん子供が読んでも楽しいだろう。こんな名作だったんだな〜。

そして、最近、ちょっとずつ読んでるのが「モモ」。これも当然、昔、子供のころに読んだ。夏にNHKの「100分で名著」でやってて久しぶりに読みたいなぁと。
ケース入りの本を持っていたはずなのだけど、本棚ひっくり返してみたけれど、ない。なんで?誰かに貸したのか?「モモ」は売る訳ないから。
返さない奴っているよね〜。まぁ俺もギター借りパクしたことがあるので他人のことは言えません。
なので、「モモ」はキンドルじゃ情緒がないので、その日のうちにツタヤに行った。そしたら、昔のサイズのケース入りのハードカヴァーは無いのね。探せばあるのかな。まぁ仕方ない、小さくなった「モモ」買いました。
ミヒャエル・エンデ作、いや〜面白いよ。一気に読んだらすぐ終わっちゃいそうだから、1日1章くらいのペースでゆっくり読んでる。

なんかちょっと子供のころに出会っていた名作をもう1度見つけ直したいって感じ。
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