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8.13 club Doctor [Acoustic]

13日、NO PEACE NO LIFE 来てくれた皆さん、どうもありがとう。

年に1度、夏、終戦記念日のあたりで行われる伸さんのイベント。3回目からずっとソロまたはBCで出演させてもらってる、俺にとっても大切なイベント。
去年はバンド・スタイルで行われたけど、今年は弾き語りだったんでソロ。

set list
①天国の扉(ボブ・ディランのカヴァー)
②ヒ・マ・ワ・リ・ソ・ン・グ
③花火
④反戦ソング
⑤麻のスカート
⑥MESSAGE SONG

去年、BCで出演したのだけど、怪力ドラマーがバスドラムをぶっ壊すっちゅーアクシデントで中断してしまった時に急遽アドリブで歌った「天国の扉」を1曲目に。去年、歌詞が一部あやふやだったから、ちゃんと歌いたかった。
「麻のスカート」は久しぶりにやった。NO PEACE NO LIFE のテーマに合うBCの曲はたくさんあるのだけど、いつも「風になる時」を選んでしまうことが多くて。だけど、今年は沖縄をうたった「麻のスカート」をやりたかった。ちゅーか、やらなくちゃって思ってた。曲の前にクラッシュの「I'm so bored with the U.S.A.」を2コーラスだけ入れた。今年またいたましい事件が起きてしまって、その時から決めてた。「もう、うんざりだぜU.S.A.」。
俺は反アメリカ。これはなんも分かってない中学生の頃から、子供の頃のトラウマ(話すと長くなるから割愛)のせいもあるが、感覚的に。そして、ほんの少しずつ近代史を知れば知るほど、アンチU.S.A.。アメリカの文化、芸術は素晴らしいものがあるが、政治は大嫌い。

今回は、初めて会う人、久しぶりの再会となる人、いつもお世話になってる人、みんな素晴らしいアーティストで、それぞれ自分のスタイル、言葉、音楽で「平和」を表現してて、ほんとにいいイベントになったと思う。
いろいろな考えがあっていいと思う。「平和」「反戦」と言いながら、排他的な思考や言動をする奴がけっこういるけど、そういう奴はほんとにくだらないと思う。
俺の歌を聴いて、誰かがほんの少しだけでも何か感じてくれたり、考えてくれたりしたら嬉しいし、それが俺が意図することと違っていてもまったく構わないし、もし俺の歌を聴いたせいで、そうじゃねぇよって思ってくれたっていいし。自分の思想を押しつけるつもりはない。「平和を想う」ということが大前提ではあるが。
今回の出演者もみんなそういうスタンスだったんじゃないかな。そして、シンプルな弾き語りだったからそれぞれの核となる部分がよく伝わるライヴだったと思うし。
言い方悪いけどバンド・スタイルでわーわーやるより、このイベントは弾き語りの方がいいのかもなぁってちょっと思った。

8月6、9、15日。せめて、この8月だけでも、ほんの少し、考えてもらいたい。平和について、世界について、日本について。大人なら。

話が前後するが前日の12日は靖国神社へ行ってきた。はい、公式参拝ですよ。じいちゃんが戦死してる俺にとっては当たり前のことなのだけど。だから、いつも言ってるが、この国を守るために死んでいった人たちを参拝するのに、公式も非公式もあるかっちゅー。じいちゃんたちがいて、今、俺がいる。これだけは何がどうなろうが変わらないこと。

そして、今日14日は俺の人生で1番最初の友達の命日。これも毎年のことで、鎌倉まで墓参り。アイツの想い出はなぜか夏の記憶ばかり。形見の品も夏にもらった手紙ばかり。アイツと過ごした束の間の夏、アイツが死んだ最後の夏。幼稚園に入る前から、トンボやセミを追いかけて遊んでた友達は11歳で白血病で死んだ。
だから、毎年リンク貼ってるけど、今年も。

日本骨髄バンク

すべての生命を救うなんてきっと無理。だけど、出来ることは誰にでもきっとあるはず。俺はこれ。ドナー登録してる。
去年のある時期、提供の可能性があって俺の方は最終検査までパスして待っていたのだけど、結局、提供まではいかなかった。
登録は簡単。すぐ終わる。ほんの少しでも興味があったら、リンクしてみて。

今年もまた、「平和」「生命」について考えさせられた3日間。
夏には人生のすべてがある。

最後に、甲子園。
すげー試合になっちゃってた光星‐東邦。東邦、まさかの9回裏4点差大逆転サヨナラ勝ち。震えた。
けどね、やっぱり、ひとつ言いたい。
あの球場全体で拍手したり、タオル回したり、どうなの?試合終了後のインタビューで光星の選手は「球場全部が敵にみえた」、東邦の選手は「感動を超えたすごい景色」みたいなこと言ってたけど、これは、精神力がまだまだ未熟な高校生にはきつくないか。特に投手は。
すげー試合見たい、大逆転劇見たい、ミラクル見たい、負けてる方を応援したい、それは確かにそう。
東邦の選手の諦めない姿勢、それは当然素晴らしかった。でも、光星の選手も勝っていても必死だったはず。
この前、バックネット裏をドリームシートとして子供を招待してるのがいいことだって書いたけど、取り消す。
子供たち、みんなで盛り上がって手拍子したりタオル回したりしちゃうもん。
あれは投手にとってかなり辛くないか。相手チームの応援をしてる子供たちが目の前にたくさんいるのは。
ネット裏は8号門クラブのおじさんたちに静かに見ててもらった方がいい。主役は選手なのだから。ゲームを動かすのは選手だけでいいと思う。
応援をするのは各校の応援団だけでいいんじゃないか。球場の大部分が相手の応援をしている中での投球、プレー、これは辛すぎると思う。
ただでさえ大舞台、甲子園。試合も大詰めならなおさら、プレッシャーは大きいはず。高校生が少しでも平常心でプレー出来るようにしてあげたいと思うのだが。
そして、素晴らしいプレー、ミラクルが起こったら、その時にココロから拍手を送ればいいのではないか。
東邦の大逆転は素晴らしかったが、敗者となってしまった光星の、特に投手のことを思って涙が出てしまったONOchanでした。


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