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 [My Life]

山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

「ばーか、おめーよー、せーしんびょーいん行ってこいよ」
昭和の中学生なんちゅーのはデリカシーのかけらもないものだ。比較的ジョーヒンだった私でさえ、時々、こんな言葉で友達をからかって笑ったりしてた。

それから30年ちょっと、精神科っちゅーの初めて受診した。初めてだし、中学生だった頃の大間違いな記憶とかあるから、ちょっと緊張しちゃったなぁ。
いやぁ、綺麗な、落ち着けるクリニックだった。

なんか、どーも、ストレスですか。とかくに人の世は住みにくい。
ずっと続いてた耳の不調もそれが原因だったと思われ。耳鼻科に行っても耳そのものには異常がなかったからね。
一番弱い耳にまず違和感がきて、それがまた精神的な不調を加速させてしまったようで、具合悪くなるわ、吐くわ、そんな感じ。
ぼく、ナイーヴですからね。ココロがそんなに強くないってことは分かっていたし、難聴のこともあるからストレスをためないように気をつけてはいたのだけど……。どうしようもないことってあるんです。

あの、よくあるじゃん。「気にするな」とか「背負うな」とか。あれって意味ないね。逆に負担になるかも。もちろんこっちのことを思って言ってくれた言葉ではあるのだけど。でも、むしろ言ってる方の自己満足の類かもしれん。俺もそんな台詞言ったことあるなぁ。気をつけよう。
壊れたものは壊れたままでいいのかもしれん。

けど、まぁ、大丈夫ですよ。こんなブログ書いてるくらいだから。精神安定剤服用することになっちゃったけど。まぁ、なんでも経験です。

最初の文、夏目漱石の「草枕」の冒頭の有名な文章ですが、その後に続く文を知ってる?

“住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。”

ほらね~、いい歌できちゃいそうじゃん。

こんばんにゃ、まぁ、たいして壊れてないっすよ、かる~くヒビが入ったくらいONOchanです。

でもさぁ、よ~く分かったことがある。やっぱ専門の先生っちゅーのは違うね。
やっぱ病院は行った方がよかった。ありがとう、サチ丸。

そんな感じで、タイミング良くサチ丸が映像送ってくれたんだよ~。4月10日のぶれるのライヴ。
「ちぎれ ちぎれ」って曲の前に「海岸線に陽は昇る」を歌ってくれてんだ。



こっちでリンクしたら歌詞も載ってます。https://youtu.be/tYzoedRfIc4

この曲、ライヴで初めて聴いた時から、気になってた。俺、ライヴじゃ歌詞がほとんど聞きとれないんだけど。だけど、ずっと気になってた。だから、歌詞も送ってくれた。

あったかい気持ちになった。
なんかちょっと、いっぱいいっぱいの時にさ、前に進めると思った。
とても素敵な歌だ。
涙出ちゃうよ。いい意味で。感謝。

みんなぜひ、音が出せる環境で再生して、聴いて観てください。ちょーカッコイイぶれるのライヴ。

それから、今日はBCのアルバム「明日なき世界の明日へ」のジャケットタイトルを書いてもらった石川祥宝さんの作品が展示されてる展覧会に行った。

0420.JPG

こちらは祥宝さんの作品。同級生なんですけどね~。

書を観るのはエネルギーがいるんだけど、芸術から受けるパワーっていうのはやっぱり自分の力になると思う。
それに今日は写真の右側の漢文のやつ、これの鑑賞の仕方っちゅーか、いろいろ話を聞かせてもらってすげー面白かった。墨継ぎの場所とか空間とか字体のメリハリとか。やっぱり音楽に通じるところがめちゃくちゃある。去年、書道展を観に行った時のブログに、書道は旋律だと書いたのだけど、間違ってなかった。と思う。
ちなみに左の作品は「歌」。たった一文字なのにメロディがあるでしょ。AメロBメロサビみたいな。

藤沢ルミネの6階、藤沢市民ギャラリーで24日(日)までなんで、ぜひぜひ観に行って、書の強烈なパワーを感じてください。無料です。

そんな感じで、ブログの更新をしていない間に、またひとつ大きな震災が起きてしまった。増えなくていい記憶が更新されてしまった。
これから、少しずつ、熊本、大分のために、自分になにが出来るのか、考え、見つけて、ひっそりとやっていこうと思っています。

そして、歌い続けます。
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