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あの夏の記憶 [ちゃんぷる]

まったく、星稜高校のおかげで、3点差の9回に4点取って大逆転がわりと普通に見えてしまう今年の夏。
ミラクルと言えばミラクル甲西(検索してね)、こんばんにゃ、ONOchanです。

そんな訳で開幕してますね、甲子園。
市和歌山のサヨナラ負け。あぁなんていう結末。巧すぎる故の守備体系、巧すぎる故の一塁送球だったのでは?パニックになったって言ってたけど、本能的に投げちゃったんだろう。バックホーム間に合わないもん。なんて残酷な幕切れ。胸が痛い。

東海大四のピッチャーいいね。消える魔球。画面から(笑)。九国に大金星。
今年は予選から各地で波乱が起こっていた訳だけど、開幕ゲームの1回表から大波乱。春優勝の平安が負けるっていう展開。
まだ4日目なのにすでに見どころ満載。
大垣日大もすごかった。星稜はやっぱりなんか持ってるね。
個人的には広陵と佐賀北の対戦なんて見てみたかったのだけど、どっちも負けちゃったか。
今の時点での俺の予想は、今年は波乱だらけの大会になるかもしれないけど優勝はやっぱここかみたいなとこに落ち着くんじゃないかって気がする。明徳とか智弁とか。って思ったらそれは明日の第一試合じゃんか。早起きしなくちゃ。

8月14日は俺にとっては大切な日。毎年必ず仕事は休んで墓参り。
親友っていう言葉が好きじゃないから(ただの友達と親友の線引きが分からんから)普段は絶対に使わないのだけど、考えてみればアイツは俺にとって人生で最初の親友と呼べる奴だったのではないかと、今日ふと思った。

小学校に入る前の友達。毎日のように遊んでた。けど、憶えているのは、夏の記憶ばかり。虫取り網を持って走り回ってた。
小学校に入る直前に引っ越ししてしまって、その後すぐ白血病にかかって5年間の闘病の末に死んじゃった。
引っ越しした後も手紙をくれた。いつもセミやトンボやカミキリムシなどの絵が書いてあった。アイツはもしかしたら、その絵を病室で描いていたのかもしれん。俺はずっと知らなかった。病気のことは死んでしまった後に知った。アイツもきっと、俺と遊んでたあの夏を強烈に憶えていてくれたのだろうと思う。そしてその真夏に死んでしまった。
だから、命日の8月14日は晴れてほしい。あの夏のような灼熱の太陽の下で会いたいと思っているのだけど、今年はあいにくの雨だった。

ちゃんくるも連れて車で出掛けたのだけど、鎌倉、込んでたなぁ。鎌倉に入ってから、かなり時間かかった。
墓に着いた時は、運よく雨があがっていた。家族の人がすでに来た後だったみたいで、きれいなヒマワリが飾られてた。カバンに入ったちゃんぷるを左肩、くるみを右肩に背負って、花を供えたり、水を供えたり、けっこう大変。
で、両手を合わせたら、それと同時に突然、近くでミンミンゼミが大声で鳴きはじめた。ほんとにこれでもかっていうくらいの大きな鳴き声だった。静かな墓地にミ~~ンミンミンミンミ~ンって鳴り響いて、曇り空の下だったけど、目を瞑っていたら、なんかあの日の灼熱の夏が瞼に浮かんじゃったよ。
そんでさ、不思議なことに、俺が目を開けたらミンミンゼミ鳴きやんだんだよ。やるなぁ、ミンミンゼミ。素晴らしい演出。よく分かってる。ありがとうミンミンゼミ。

そんな感じで、このブログで年1回だけのキャンペーン。ちょっとココロに引っかかった人は見てください。

日本骨髄バンク

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さてさて、明日っちゅーかもうとっくに今日になっているのだけど、BCはアコースティック・セットでライヴです。
8月15日も日本人にとって大切な日なのだろう。
あの夏の記憶は、当然、俺個人の記憶としてはない。だけど、日本人の記憶として(記録ではなくて)憶えていかなくてはいけないことなのだと思う。
3年ぶりの「NO PEACE NO LIFE」。言っとくけど、反戦ソングなんて歌う気はないよ。
靖国神社、行きたいなぁ。

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